グテーレス事務総長が国連総会で演説 国連を中心とした多国間体制の重要性を訴え
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-09-23 05:11

アメリカ・ニューヨークで国連総会の一般討論演説が始まり、グテーレス事務総長が超大国もその力には限界があると指摘し、国連を中心とした多国間体制の重要性を訴えました。
国連総会のハイレベルウィークが22日に始まり、各国の首脳らの一般討論演説を前に、冒頭でグテーレス事務総長が演説しました。
グテーレス事務総長は戦争、格差、気候変動、AIを世界が直面する4つの大きな課題としてあげたうえで、「超大国には限界がある」として国連を中心とした多国間体制の重要性を訴えました。
グテーレス事務総長
「AIそのものが危険なのではなく、説明責任を果たしていない技術が危険なのです」
また、AIについてグテーレス事務総長は「その影響を十分に理解できないまま開発が急速に進んでいる」と指摘。国連をAIをめぐる協力の場にしてAIのリスクを管理する枠組みを作るよう呼びかけました。
さらに現在の安全保障理事会はアフリカに常任理事国の議席がないなどをあげ、「現在の世界を反映しておらず不公平だ」として国連改革の必要性を強調しました。
12月で任期を終えるグテーレス事務総長にとって今回が最後の一般討論演説で、「力による支配ではなく法の力が勝るべき」という国連の信念を守り続ける決意を示して演説を締めくくりました。