イマドキ勉強法で算数嫌いを克服!ゲーム感覚で思考力を鍛える最新学習法とは?【THE TIME,】

学研教育総合研究所「小学生白書2025」によると、小学生の嫌いな教科ランキング1位は算数。
多くの子どもたちが苦手意識を持つだけでなく、保護者からも「うまく教えられない」といった悩みが聞こえてきます。
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今も昔も、親も子も…苦手だという人が多い「算数」ですが…今、そんな苦手意識を解消し、楽しく学べる画期的な教材やアプリが次々と登場し、注目されているのです。
映像と歌で楽しく理解「目で見る算数」
小学生の学習事情に詳しい教育家の小川大介氏によると、今「目で見るだけで算数が理解できる画期的な教材が生まれている」といいます。それが、2026年7月にリリースされた映像教材「目で見る算数」です。算数の概念を視覚的に、楽しく学べるように工夫されています。
例えば、小学校高学年で習う「比例」。教材では、階段の1段目からスーパーボールを落として、2段目、3段目と上がっていくごとに、跳ねる高さも2倍、3倍になるという「比例」の関係性を映像で分かりやすく説明しています。
また、小学4年生で習う「平行四辺形」は、「向かい合う2組の 辺が平行 向かい合った辺の 長さも同じ」といったポップな歌詞と、遊園地の乗り物など身近なものにも「平行四辺形」が使われていることを紹介し、子どもたちの興味を引く仕掛けに。
小川氏は、「まず導入として “やってみよう” “さわってみる”といった、いかに面白いと感じさせてあげるか。ここが今の令和の学習のポイントだと思います」と話します。
実際に、算数が嫌いな小学生10人にこの教材を見てもらいました。映像を見終わると「こういう算数は好き!」「好きになれそう!」とポジティブな感想が飛び出しました。
結果として、10人中7人の子どもに算数への意欲が高まる変化が見られました。
分数が苦手だという小学4年生の女の子は、「映像とかもカラフルで分かりやすかった」と笑顔を見せました。
このように分かりやすさと楽しさから人気に火が付き、「目で見る算数」のイベントを開催すると、今や1000人以上が訪れるほどだそうです。
アプリ・タブレット学習が急増!350万ユーザーの知育ゲームも
映像教材だけでなく、家庭での学習ツールも進化しています。
街で親子にどんな学習ツールを使っているかを聞いてみると、ベネッセの「チャレンジタッチ」のようなタブレット学習のほか、無料で学べる上、ゲーム要素が強いアプリも人気を集めています。
累計100万部を突破した学習ドリルから生まれた「学研ドラゴンドリル」や、韓国で100万ユーザーを誇る「さんすうフレンズ」など、その種類はさまざまです。
中でも多くの家庭で使われていたのが、4歳から小学生向けの知育アプリ「シンクシンク」です。累計350万ユーザーを突破したこのアプリは、算数オリンピックの問題制作などを手がけるプロチームによって開発されました。
内容は、イメージ力や空間認識能力などを養えるようなゲームができます。
実際に「シンクシンク」を利用している小学2年生の男の子が、まだ学校で習っていない小学4年生レベルの「展開図」の問題をスラスラと解いていきます。
あまりの楽しさに、兄弟でアプリの取り合いになるほど夢中になってしまうこともあるそうです。
次に注目したのは、頭の中でそろばんを弾くように計算する暗算力を鍛える「そろタッチ」です。都内のある算数教室を訪れると、子どもたちがヘッドフォンをして真剣な表情でタブレットに向き合っていました。
これは、そろばんの仕組みをデジタルに応用したタブレット式のそろばんです。
珠を弾く代わりに画面をタップし、画面上の珠が光って計算が進みます。計算の速さと正確性を競い合うチーム戦モードなどもあり、ゲーム感覚で夢中になって続けるうちに、暗算力が身につく仕組みになっているといいます。
この教室は「そろタッチ」を導入する前は通常のそろばん教室でした。当時は、子どもたちに暗算力を身につけさせることが非常に難しく、4年間通っても暗算検定3級レベルを習得できる生徒はわずか10%ほどだったといいます。
ところが、「そろタッチ」に変えたところ、2年間の学習で約60%の生徒が暗算検定3級レベルの暗算力を身につけられるようになったというのです。
生徒からは「めっちゃ楽しく続けられる」という声が聞かれ、保護者も「計算が速くなってくれるので、学校の進み具合を心配しなくていい」と、その効果を実感していました。
「そろタッチ」の実力はどれほどなのでしょうか。「そろタッチ」歴3年で小学3年生のかずくんは、「計算だけ超速くて、みんなよりも圧倒的に速い」と自信満々です。
そこで、東大卒の長尾翼アナウンサーとかず君による計算勝負が行われました。対決は、足し算、引き算、3桁の掛け算、割り算など合計5問のタイムアタック形式です。勝負が始まると、かずくんは小学5年生レベルの問題もスラスラと解いていきます。そして、わずか30秒で5問すべてを解き終えてしまいました。遅れること30秒、長尾アナも1分でフィニッシュ。
結果は2人とも全問正解でした。しかし、解答用紙を比べると、長尾アナが筆算を活用していたのに対し、かず君は5問すべてを暗算で解いていたのです。この結果に長尾アナも「小学生とは思えない」と驚きを隠せませんでした。
時代が進むにつれ、算数の学び方は多様化しています。自分に合った方法を見つけることで、苦手だった算数が得意な教科に変わるかもしれません。