猫が『自律神経失調症』になると表れる症状4つ 治療法はあるの?飼い主にできる対処法とは

2026-09-23 11:00

「最近、食欲がない」「吐くことが増えた」など、体調の変化が気になったことはありませんか?それはもしかすると、「自律神経」が関係しているかもしれません。自律神経は、消化管や膀胱、瞳孔など、意思とは関係なく働く体の機能を調節しているもので、異常が起こるとさまざまな症状が現れます。そして実は猫にも自律神経の働きに異常が生じる病気があり、「自律神経失調症」もそのひとつです。そこで今回は、猫の自律神経失調症で見られる主な症状や治療法、飼い主にできる対処法について解説します。

猫が『自律神経失調症』になると表れる症状4つ

食事のにおいを嗅ぐ猫

1.食欲が低下する

猫の自律神経失調症で見られる代表的な症状のひとつが、食欲の低下です。症状が進むと、まったく食事をとらなくなることもあります。

これは自律神経の障害によって、消化管の働きにも異常が生じるためです。

もちろん猫の食欲低下は自律神経失調症だけで起こるものではありませんが、その症状のひとつとして現れている可能性も否定できません。

ただし食欲低下は口腔内の病気や消化器疾患、腎臓病など、さまざまな病気でも見られます。「いつものこと」と考えず、ほかの症状がないかも含めて観察しましょう。

2.嘔吐や吐き戻しが見られる

自律神経失調症の猫では、食道や胃腸の動きに異常が生じるため嘔吐や吐き戻しが見られることも多いです。

とくに自律神経失調症では、食道が拡張する「巨大食道」が生じるケースも知られています。

巨大食道症になると、食べたものをうまく胃へ送り込めず、吐き戻しにつながったり、吐物が気管を通って肺に流れてしまう「誤嚥」のリスクも高まります。命に関わることも多いので、とくに注意が必要です。

3.便秘や排尿の異常が起こる

便秘や排尿に関する異常も、自律神経失調症で見られる代表的な症状です。

自律神経は消化管や膀胱の働きにも関わっているため、その機能が障害されることで排泄に影響が出ることがあります。
たとえば腸の動きが低下して便が排出されにくくなったり、尿がたまったり、尿失禁が見られたり。

そのため「何日も排便していない」「トイレに行くのに尿が出ていない」「意図せず尿や便が漏れている」といった変化には注意しましょう。

4.瞳孔が開いたままになる

自律神経失調症は、目にも特徴的な変化が現れることがあります。

具体的には、両目の瞳孔が拡大した「散瞳」や、光に対する瞳孔反応の低下・消失が見られたり、涙の分泌が減少して目が乾きやすくなったり、また、第三眼瞼(瞬膜)が突出することもあります。

そのため普段と比べて瞳孔が明らかに大きい、第三眼瞼が出ているなどの変化がある場合は、目だけの問題と考えず、全身状態も確認してみましょう。

猫の『自律神経失調症』の治療法は?

動物病院で診察を受ける猫

猫の自律神経失調症には、現在のところ、病気そのものを治す確立された治療法はありません。

そのため治療の中心は、現れている症状を改善しながら体の機能を支える「支持療法」となります。

たとえば、脱水があれば水分や電解質の補給を行い、十分に食事をとれない場合には栄養を補う処置が検討されます。

また食道の機能が低下して吐き戻しが起こっている場合には、誤嚥性肺炎を防ぐための管理が必要になることもあります。

なおほとんどの場合で回復は難しく、亡くなってしまう可能性も低くありません。原因が明らかになっておらず、予防も難しい病気なので、早めの治療が重要です。

猫の『自律神経失調症』で飼い主にできる対処法は?

日に当たって気持ちよさそうな猫

飼い主にできる対処法は、猫のストレスの原因を取り除き、安心できる生活環境を整えることです。

猫の自律神経失調症は原因が分かっていませんが、多くの要因が引き金となって発症すると考えられています。

そのため、日頃からストレスのない快適な空間を作ることが、飼い主としてできる対処のひとつと言えるのではないでしょうか。

まとめ

獣医に抱きかかえられる猫

猫の自律神経失調症は、今回紹介したようにさまざまな症状として表れます。

特効薬や治療法がないため支持療法が基本となりますが、自宅でのストレス軽減と環境改善を行いながら見守っていくことが大切です。

日頃から愛猫とのスキンシップやコミュニケーションを大切にし、些細な変化にもいち早く気づいてあげられるようにしましょう。

関連記事

猫が人間に『好影響』を与えること5つ
朝、目が覚めると『隣にいた甘えん坊の三毛猫』→飼い主が手を近づけたら…幸せ溢れる『朝のルーティン』に「なんて素敵」「うらやましい」の声
10分だけお留守番することになった猫→ママが帰ってくると…『可愛すぎる行動』に反響「10分ぶりの感動の再会」「小言が止まらないw」
お風呂掃除をするパパをじっと見つめる猫→助けたいようで…一生懸命な様子が可愛いと反響「愛おしくてたまらない」「掃除の度に大忙しw」
猫が口を半開きにする4つの理由

  1. 山肌が露わに… 台風25号で大規模な土砂崩れが起きた神奈川では住宅が大きく傾く 20代や30代の死者や行方不明も明らかに 懸命な救助活動
  2. 「ここに住み続けるのか悩みどころ」死者増え9人に 台風25号 千葉・印旛沼で堤防決壊 4人がいまだ行方不明・捜索続く【中継】
  3. 【秋の味覚の王様】中国の標高3000mで「巨大マツタケ」を発見…一攫千金を狙う“親子ハンター”に密着…父の背中追う息子は「マツタケ王になりたい」【news23】
  4. 千葉で停電2万5000軒超 台風25号の影響 道路通行止めで復旧作業できず長期化の箇所も 市原市・君津市など
  5. 猫を疲れさせてしまう『飼育環境』5つ 起こりうるトラブルや改善すべきポイントまで
  6. 男子プロでは1試合1500kcalの消費も!ロス五輪にも採用の超過酷な競技・スカッシュ、2大会連続メダル狙う渡邉聡美に注目【アジア大会】
  7. 犬が『近くに寄ってくる』心理7選 飼い主にぴったりとくっつく理由や適切な接し方まで
  8. トランプ大統領 国連演説でイランへの軍事攻撃を正当化「経済協力を申し出たが拒否された」 イラン代表団とも米特使らが会談
  9. “高市外交”の成果は? 日米首脳会談では中国・北朝鮮めぐる連携を確認 ICCや赤根所長への制裁解除への一歩になるか…試される真価【記者解説】
  10. ソファで寝ていた飼い主→猫たちが乗っかってきて…まさかの『命がけのお昼寝』に「人間息できてるのw」「心配になるw」と29万表示
  1. 世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」物価高でビール1リットル2700円!減税も効果なし?
  2. 【停電情報・9時過ぎ時点】千葉県で停電続く 約2万4070軒
  3. 池江璃花子が今大会最初の種目、女子100mバタフライで決勝進出 自身11個目のメダルへ【アジア大会】
  4. 村上宗隆 4試合ぶりの33号!岡本に並び今季日本選手最多タイ、首位奪還へ大きな一撃、新人球団記録まであと3本
  5. 『5万円で売れ残っていた犬』を飼った結果→7歳になった現在は…あまりにも幸せな『成長の記録』が28万再生「愛が溢れてる」「素敵な家族」
  6. 高市総理 国連総会で演説 “エネルギー安定供給”に貢献する考え表明「包括的な協力計画をまとめる」 日ウクライナ首脳会談では引き続きの支援伝達
  7. 手帳に「1日の感謝」を綴ったり「8冊使い」という人も…あなたは手帳をどう使う?【THE TIME,】
  8. イマドキ勉強法で算数嫌いを克服!ゲーム感覚で思考力を鍛える最新学習法とは?【THE TIME,】
  9. 『梨』を犬に見せてみた結果→思った以上に『喜びが爆発』して…愛おしすぎる光景に反響「別の生き物みたいになってるw」「回ってるの可愛い」
  10. 猫が『自律神経失調症』になると表れる症状4つ 治療法はあるの?飼い主にできる対処法とは
  11. おじいちゃんの家へ遊びに行った大型犬→はしゃぎすぎてパパに怒られてしまい…人間の孫のような『溺愛の光景』に反響「幸せいっぱい」「嬉しいね」
  12. 男子ハーフマラソン競歩 ⼭⻄利和が銀メダル、 中盤で痛恨のペナルティ 追い上げ及ばず 吉川は4位、女子は柳井が4位【アジア大会】