【台風25号】死者10人 行方不明4人 千葉・神奈川で土砂崩れ相次ぐ…印旛沼は決壊し周囲は冠水 千葉県内1万8000軒で停電 台風26号も【news23】

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2026-09-24 02:20

住宅に灯りはありません。頼りは手元のライトだけです。

【動画】【台風25号】死者10人 行方不明4人 千葉・神奈川で土砂崩れ相次ぐ…印旛沼は決壊し周囲は冠水 千葉県内1万8000軒で停電 台風26号も【news23】

23日夜の千葉県袖ケ浦市。この家で女性はひとりで暮らしています。

石井正代さん(66)
「(Q.困っていることは?)私は冷蔵庫かな。中のものが腐らないように、氷を詰めてます」

女性から停電になったと連絡を受け、東京に住む兄がライトを持って駆けつけたそうです。

「本当、意外に明るいね。いいものをもらったわ」
「これしかないから明るい」
「ありがたみがわかるよね」

千葉県内ではおよそ1万8000軒で停電が続いています。

傾いた軽トラックは土砂に沈み、乗用車は半分以上が覆われています。

千葉県君津市の中古車販売会社。ここでなにがあったのでしょうか。

中古車販売『ワールドビュー』 アシックさん
「(Q.いまここに並ぶ車は避難させた車)避難させた車。あまり時間がなかったから、出せるものを出した」

これは21日に撮影された映像。強い雨が降り、足元が水浸しになっている中、車を動かす従業員が写っています。

市内では21日までの48時間雨量が477ミリと、観測史上最大に。土砂は瞬く間に流れ込んできたそうです。

中古車販売『ワールドビュー』 アシックさん
「午後4時半から7時半までずっと、わずか3時間でこんなことになった。(砂の高さは)ほぼ1メートルちょっと。所々3メートルも」

動かせなかった車は土砂に埋まってしまいました。

中古車販売『ワールドビュー』 アシックさん
「(埋まった車)全部で70台超えている。70から100台の間」

車のパーツなどの商品も合わせると、3000万円ほどの被害になるといいます。

中古車販売『ワールドビュー』 アシックさん
 「どうしてこうなっているのか(わからない)。これから本当に仕事やるのがすごく心配」

報告
「一夜明けた千葉県佐倉市内です。田んぼにはまだ多くの水が残っています」

高崎川が氾濫し、大規模な冠水が起きた佐倉市。23日朝、市街地では水が引いたものの、複数の車が路上に残されていました。

また、住宅街では…。

自宅が床上浸水した男性
「この高さまで水が来ていて、1メートルぐらいまで来た」

新居に引っ越してわずか半月。0歳の赤ちゃんと2階に取り残されました。

自宅が床上浸水した男性
「2階から外を見たら、もう海みたいな感じになっていた」

午前4時すぎに自ら通報しましたが、救助のボートが来たのは8時間経った昼ごろでした。今は、泥にまみれた新居の片付けに追われています。

高崎川などが流れ込む印旛沼では…。

報告
「印旛沼です。堤防が決壊し、水が溢れてしまっています」

千葉県などが管理を始めた1969年以降、初めて印旛沼の堤防が決壊しました。普段は沼の周りに田畑が広がっていましたが、決壊でその景色も一変しました。

長時間雨が降り、沼の水位が高い状態が続いたことが堤防の決壊につながったとみられます。

その印旛沼沿いのコメ農家もまた、大きな打撃を受けています。

コメ農家
「いつ水引くかわからないけど、刈っても食べられるようなコメじゃないと思う。そんな経験あんまりない」

台風25号によって犠牲者も出ています。死者は千葉県と神奈川県であわせて10人で、いまだ4人の行方がわかっていません。

そのほとんどが、土砂崩れによる被害です。

報告
「千葉県君津市です。山の斜面が大きく崩れ落ちています。電柱も傾いていて、車の上には木が覆いかぶさっているのがわかります」

千葉県鴨川市西町では、山肌が大きく崩落し、その下にある建物は跡形もない状態に。住人の60代男性の捜索が続いています。

近隣住民
「家があると言っても、1割から2割くらいのものしか見えていなくて、下に家が埋まっている状況」

住宅8棟が土砂に巻き込まれ2人が死亡した鴨川市小湊の現場では、23日になって70代の男性の死亡が確認されました。

神奈川県でも…。

報告
「土砂災害発生から3日目です。消防や自衛隊が救助にあたっています」

三浦市では、土砂がアパートに流れ込み、20代の女性が行方不明です。

今回、千葉と神奈川で起きた土砂崩れには共通点があると、専門家は指摘します。

東京都市大学の佐藤教授によると、土砂崩れが起きる場所では、水を通しにくい硬い岩盤の層の上に、水を通しやすい土の層がのっているといいます。

東京都市大学 佐藤剛 教授
「事前に長い間、雨が降っていて、この境界に水が結構たまっている状態。そこに今回の雨で水がまたどんどん供給されて、水位が上がっていく。そうして飽和して斜面が耐えきれなくなり、表層部が崩れた」

先月の千葉豪雨に加え、それ以降も雨が降り続いたことで土砂崩れが起こりやすくなっていたとみられます。

東京都市大学 佐藤剛 教授
「斜面から濁った水が出ているとか、小石が落ちてくる。そういった現象を見た時にはすぐに避難する必要があります」

雨への警戒は今後も続きます。24日は晴れ間が見えるものの、週末は雨が降り続く予報。

また、23日夜、日本の南の海上で台風26号が発生。今後の進路に注意が必要です。