"回転"火鍋に豪華海鮮まで…エンタメ感で魅了する"体験型"食べ放題が続々登場!【THE TIME,】

食べ放題といえば、好きなものを好きなだけ食べられるのが魅力ですが、最近ではただ食べるだけではない、新たな付加価値として”エンターテイメント性”を持った「食べ放題」が注目されています。消費者のニーズが「食べ放題」から「選び放題」へとシフトし、食事のプロセスそのものを楽しむ“ライブ感”が求められる中、ユニークなアイデアで人気を博す2つのお店を、「早朝グルメ」でおなじみの篠原梨菜アナウンサーと古田敬郷アナウンサーが取材しました。
【写真を見る】"回転"火鍋に豪華海鮮まで…エンタメ感で魅了する"体験型"食べ放題が続々登場!【THE TIME,】
まるで回転寿司!? 選ぶ楽しさが加わった新感覚の「回転火鍋」
お客さんから「回転しているのが楽しそう」「面白い、新しい」との声が聞こえた食べ放題店、東京・池袋にある本格火鍋店「転多多(てんどど)」です。
去年7月のオープン以来、特に女性から人気を集めているといいます。平日ランチは2900円で、50種類以上の具材と豚肉が食べ放題の本格的な火鍋が楽しめます。スープは、辛いもの好きに人気の「牛骨麻辣」や、マイルドな「イチジクスープ」など5種類あり、そのうち2種類をハーフ&ハーフで選ぶことが可能です。
店内で目を引くのは回転寿司のようなレーン。回っているのは寿司ではなく、中国火鍋の定番・揚げパンなど50種類以上の食材です。席に座ったまま、流れてくる好きな具材を自由に取って、自分専用の一人鍋で楽しむことができます。
「辛いのが苦手なので、辛いのを食べたい友達と別で注文できるのが良い」と、一人鍋ならではのメリットを話す人も。
この新しい食べ放題の形について、外食業界の専門誌「月刊食堂」の通山統括編集長は、仲間と鍋を囲む楽しさもありつつ、「一緒にいる友達に気を遣わなくて良い。自分が食べたいものを食べられるというのは、大きい価値」と話し、個人の好みを尊重できる点が現代のニーズに合っていると指摘します。
火鍋好きの篠原アナウンサーは牛骨麻辣とイチジクスープをチョイスし実食。牛骨麻辣スープは「辛いスープが染みた揚げ湯葉がたまらない。お肉の旨味と辛さがバンときて、辛いだけじゃない。この刺激を求めていた」と舌鼓。珍しいイチジクスープについては、「爽やかな甘味があっさりしていて、日本の鍋の出汁に近いような旨味。」とご満悦の様子。
火鍋を回転スタイルで提供しようと思った理由について「転多多」オーナーの李さんによると、「5年ほど前に中国で回転火鍋が爆発的に人気になり、日本ではなかなか無いスタイルなのでウケると思って始めました」と明かします。
さらに通山氏はお店側にメリットがあると話します。「通常のバイキング形式だと、スタッフが食材の減り具合をチェックしに行かなければいけません。しかし回転レーンなら厨房内で確認できるため、人件費の削減、つまりコストダウンに繋がる」
新鮮食材を浜焼きで!うに・いくらも揃う豪華海鮮食べ放題
古田アナが向かったのは、渋谷にある海鮮バイキング店「玉手箱」。高級食材が驚きのコストパフォーマンスで楽しめると話題になっています。
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、大きな生け簀。中には活きの良いアワビやサザエがびっしりと並び、あたりには磯の香りが広がります。まるで海のすぐそばにいるかのような臨場感です。このお店では、鮮度抜群の本ズワイガニや若タラバガニ、大ぶりなホタテやカキなどを、自分で焼く「浜焼きスタイル」で食べ放題を楽しめます。
「生け簀から直接取ってきて焼くと、さらに動いたりするのでライブ感があってエンタメっぽい感じがしますね。楽しいです」と興奮気味に話すお客さんも。
驚きはこれだけではありません。なんと、1キロ2〜3万円はするという白鮭イクラ、そして品質の高いAグレードのチリ産ウニまで食べ放題。お店によると、白鮭イクラはお玉1杯(約70g)で、海鮮丼にすると4000円ほど、ウニも一皿で寿司3〜4貫分(1300円相当)になるといいます。そのほかにも国産生本マグロをはじめとする新鮮なお刺身など、60種類以上のメニューが並びます。
ウニをたべた古田アナは「雑味がなくて旨味だけが来ます。本当においしい」と絶賛。中には一人で30皿も食べる人もいるそうで、玉手箱オーナーの米満氏も「かなり厳しいです」と苦笑い。
シメには、好きな刺身を好きなだけのせて作るオリジナル海鮮丼も楽しめ、最後までエンタメ感は尽きません。
これだけの高級食材を驚異のコスパで提供できる秘密は、独自の仕入れルートに秘密があるといいます。
一般的な飲食店の食材原価は3割ほどと言われますが、この店はなんと65%。
米満氏は、「もともと寿司居酒屋やバーベキュー場などを経営しており、その付き合いで30以上の卸業者と取引がある。商品ごとに業者を選定し、安いものがないか毎日連絡を取り合って、産地直送で仕入れています」
一番人気の「雅プラン」は、これら60種類以上のメニューが90分食べ放題で8778円。「通常の飲食店で召し上がると2、3万円はする内容だと思います。コストパフォーマンスにはかなり自信があります」と米満氏は胸を張ります。
ただ量をたくさん食べるだけでなく、選ぶ楽しさやライブ感、そして非日常的な体験をプラスした「エンタメ食べ放題」。消費者の心を掴む新たな食のトレンドとして、今後も様々な形で広がっていきそうです。