猫があなたの腕に『抱きついてくる』ときの理由4つ 可愛い行動の意味や心理を解説
寝ているときや一緒に座っているときなどに、愛猫が抱きついてきたことはありますか?おでこをグイグイくっつけてくることもありますね。飼い主としては、この上なく愛おしい気持ちになりますが、同じように猫が抱きついてきても、その時々によって猫の気持ちが違うこともあるのです。この記事では、猫が腕に抱きついてくるときの心理について解説しています。
猫が腕に抱きついてくる理由4つ

行動が同じでも状況によって、猫の心理も異なります。以前と同じように対応していたら、突然攻撃されてしまうなんてこともあるかもしれません。理由を見極めて猫の気持ちにあった対応が必要です。
まずは、猫が腕に抱きついてくるときの理由について確認していきましょう。
1.安心感や甘えたい気持ち
ソファに座ってくつろいでいるときや就寝前に横になっているときなど、飼い主がリラックスしているときに近づいてくるときは、猫も同じように一緒に過ごしたいと考えています。特にぴったりと体をくっつけて、腕に抱きつくようにしてきたら猫は甘えたい気持ちになっているかもしれません。
猫は子猫の頃は、体温の調節機能が未熟なので、低体温にならないように母猫や兄弟たちとくっつき合って体温を維持します。成猫になってからも、親しい相手には身体を密着させる行動が続くことから、安心して甘えられる飼い主にも抱きつくのです。
2.遊ぼうの合図やお誘い
腕に前足を絡めたついでに、ジッと顔を見てくる・反対側の手の動きを見ているなど、コチラの様子をうかがっている場合は、一緒に遊びたくて反応を試している可能性もあります。甘噛みやキックをはじめたら遊びのスタートです。
猫は生後4週間を過ぎた頃から、狩りの能力を鍛えるために、兄弟猫たちと取っ組み合いをするようになります。
ところが飼い猫は、狩猟本能が残るものの命がけで狩りをする必要がないため、その狩猟欲求の発散に、幼少期に楽しかった「プロレスごっこ」をしようとして、腕に抱きつくこともあるのです。
3.不安なことをやり過ごしたい
カミナリや花火、地震や動物病院の診察台など、人間にはわかっていても猫には不安でしかない状況は多々あります。そんなとき、ふだんから信頼している飼い主の近くを安全な場所と認識して、身を寄せることで自分自身を守ろうとする本能的な行動として腕に抱きつくことがあるのです。
なにか脅威が迫ったときに猫が取る行動は、「隠れる」「逃げる」「安全そうなものに密着する」の3パターンです。猫の性格や状況によっては、どこかへ走って行ってしまうこともありますが、一番近くの飼い主を安全地帯だと認識したときには、腕にしがみついてくるのです。
4.寒くて少しでも温まりたい
急に肌寒くなってくる秋口から冬にかけては、飼い主の腕に抱きついて体をくっつけることで、少しでも温まろうとする行動が見られることがあります。膝の上に乗ってくる猫も少なくありませんが、人間の腕は猫の身体にピッタリな円柱なので、あたたかい抱き枕のようにしがみついてくるのです。
人間的には、暑くもなく寒くもなくという気温でも、猫の年齢によっては「寒い」こともあります。特に高齢猫や腎臓が悪い猫は寒がりになるため、人のそばから離れなくなる傾向が出てきます。外気が直接触れる肉球や鼻先をうずめるようになったら、猫用に保温できる寝床を用意してあげましょう。
猫が抱きついてきたときの対応方法

実際に猫が腕に抱きついてきても、その理由がわからないこともあります。そんな時には、周囲の状況と猫の体のパーツを見て判断しましょう。猫の気持ちを確認するときに注目するのは、主に「顔」「耳」「しっぽ」の3つです。
猫がリラックスしているときは、耳が前を向いていて身体の力が抜けています。しっぽをゆったり揺らしていれば甘えたい気持ちなのでしょう。無理に引き離さず、ゆっくり過ごすのがおすすめです。
目をパッチリ開けて、ヒゲがこちらに向いているときは、遊びたい気持ちです。無理に動くと後ろ足でケリケリされるかもしれません。ケガをすると危ないので、手元にある物を鳴らして音を立てて気を引き、一瞬だけ腕を軽く猫の方に押しつけてからサッと引き抜きましょう。そのあと、おもちゃで遊んであげれば満足してくれるはずです。
反対に、耳を倒して「イカ耳」になり、身体が硬くなってしっぽすら動かさない場合は、不安や緊張を感じているかもしれません。カミナリや花火など理由がわかる場合は、猫が自ら移動するまで、そのままジッとしていてあげると猫は安心できます。慌てて「大丈夫、大丈夫」と撫でるとそれが刺激になって、余計に不安を感じる猫もいるので愛猫の性格も考慮してください。
これからだんだん寒くなります。一日の寒暖差もありますので、早めに猫の寝床をあたたかい冬仕様にしてあげましょう。
ただし、どんなに対応しても飼い主から離れなくなり、食欲低下や元気喪失などの異常がみられる場合は、体調面での異変かもしれません。動物病院に相談することを検討してください。
まとめ

猫が飼い主の腕に抱きついてくる理由は、ポジティブなものもネガティブなものもあります。かわいい仕草に思わず「甘えてくれているのかな」と解釈しがちですが、ケースによっては不安からくる場合や寒さなどからくることもあります。
猫の様子は、そのときの状況と猫のボディランゲージを、あわせて観察することが大切です。
そして、不安や寒さかなと感じるときには、日常的な健康面での様子も思い出してみてください。腕に抱きつく前後に震えや嘔吐など異変が見られたら、もしかしたら気持ちだけでなく、体調不良の可能性も考えられます。獣医師に相談するようにしてください。
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