猫の『おなら』に関連する3つの知識 頻度やニオイからわかるサインや注意点も解説
愛猫と暮らしていると、突然「プシュッ」と音がしたり、どこからともなくニオイが漂ってきたりすることがありますよね。実は、猫もおならをします。ただし、人間のように大きな音が出たり、頻繁にしたりするわけではないため、飼い主さんが気づかないことも珍しくありません。では、そんな猫のおならにはどのような特徴があるのでしょうか。そこで今回は、意外と知られていない猫のおならにまつわる知識を3つ紹介します。普段の様子と照らし合わせながら、ぜひ愛猫を知るきっかけにしてみてください。
猫の『おなら』に関連する3つの知識

1.音や頻度:基本的には無音で頻度も少ない
猫のおならは基本的に「無音」で、頻度もそれほど多くありません。
肛門の構造上、人間のように大きな音を出しておならが排出されることは稀であり、飼い主さんが気づかないうちに静かに出ていることがほとんどです。
もし「プッ」と小さな音が聞こえたらラッキー!ただ1日に何度も繰り返し出たりする場合は、食事や呼吸の際に空気を大量に飲み込んでいる可能性や病気の可能性もあります。
2.ニオイ:肉食動物特有の少しツンとした臭い
完全肉食動物である猫の便やおならは、もともとタンパク質や脂質を中心とした食事に由来する独特のニオイを持っています。
そのため、多少ツンとした臭いや香ばしいニオイが漂うのは正常な範囲であり、過度に心配する必要はありません。
しかし部屋中に充満するような鼻を突く激臭や、生ごみ・硫黄のような腐敗臭が長く続く場合は注意が必要です。
フードの消化がうまくいっていなかったり、悪玉菌が増殖して腸内環境が悪化したりしているサインかもしれません。
特に、フードを新しい銘柄に変更した直後にニオイが強くなった場合は、消化器官が新しいフードに適応しきれていない可能性があります。
フードを切り替える際は一気に変えるのではなく、従来のフードに新しいものを少量ずつ混ぜ、7〜10日ほどかけて割合を増やしていくなど、胃腸に負担をかけない与え方を工夫することが大切です。
3.変化や増加:体の状態を知る手がかり
おならの増加やニオイの変化は、消化器官から発せられる重要なSOSサインである可能性があります。
例えば、毛づくろい(グルーミング)の際に飲み込んだ被毛が胃や腸に溜まる「毛球症」では、腸の蠕動(ぜんどう)運動が妨げられ、体内にガスが停滞しやすくなります。
また、体質に合わないフードや高脂肪な食事による一時的な消化不良、あるいは加齢や運動不足による腸の機能低下も、ガスが溜まる大きな原因となります。
そのためおならの回数が増えたり、お腹が張っているように感じられたら、日頃のケアを見直す頃合いです。
こまめなブラッシングを行って毛玉の飲み込みを減らしたり、キャットタワーやじゃらしおもちゃを使った適度な運動を促して、おならの自然な排出をサポートしましょう。
『おなら』が増える原因

猫がおならを連発する主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 自然現象:焦ってフードを食べるなどして、食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまう。また、食べたものを消化する過程でガスが発生する。こうして体内にたまった空気やガスが、自然におならとして排出される。
- ストレスや不安:緊張によって呼吸が荒くなったり、胃腸の動きが乱れたりしてガスが溜まりやすくなる。
- 加齢:消化管の働きが低下し、腸内細菌のバランスが変化するとおならの臭いや量が増える。
頻繁におならをする様子が見られる場合は、早食い防止用の食器を導入したり、落ち着いて食事ができる静かな環境を整えたり、鼻水や目やにが出ていないかを確認するなど、食事の与え方や生活環境を見直してみましょう。
猫の『おなら』の注意点は?

おならのニオイが急に強くなった場合や、同時に嘔吐、下痢、食欲不振、お腹の張りといった症状が見られる場合は注意が必要です。
こうした場合、炎症性腸疾患、腸閉塞などの重篤な病気が原因となっている可能性があります。
また愛猫がお腹を痛がる仕草を見せたり、元気がなかったりするときも放置してはいけません。特に呼吸が苦しそう、ぐったりしているなどの状態は、緊急性が高い可能性があります。
一方で、普段から多少おならをしていても、便の状態や食欲、元気に問題がなければ、必ずしも病気が原因とは限りません。そのためおならをしているからといって、過度に心配する必要はないでしょう。
まとめ

猫のおならは基本的に無音で回数も少ないため、頻繁に出たり強いニオイがしたりする場合は健康管理の見直しサインです。
食事の早食いや毛玉、腸内環境の乱れなど原因は様々ですが、下痢や嘔吐を伴う場合は重大な病気が潜んでいる可能性もあります。
もしニオイや頻度に異変を感じたら、愛猫の健康を守るために、まずはかかりつけの獣医師へ相談してみましょう。
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