東大次期総長に初の女性 東大大学院教授の藤垣裕子氏(64)学内投票は2位も選考会議で選出「変革を実現する十分な能力を持っている」
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-09-29 18:14

東京大学は、次期総長に東京大学大学院教授の藤垣裕子氏を選んだと発表しました。女性の総長は東大で初めてとなります。
次期東京大学総長 藤垣裕子氏
「本学は来年150周年を迎えます。150年経って、ようやく初めて女性総長を生み出して。社会にとっても、かなりメッセージ性があるのではないかと考えております」
東京大学は、来年3月末で任期満了となる藤井輝夫総長の後任に、東京大学大学院・総合文化研究科の藤垣裕子教授(64)を選出したと発表しました。
藤垣氏の専門は科学技術社会論と科学計量学で、これまで東京大学の総長補佐や理事・副学長などを歴任しています。
任期は来年4月からの6年間で、東大で初めての女性総長になることを受けて、藤垣氏は「女性の学生が増えて欲しいと思っているし、研究者を目指す女性が増えることを期待している」と述べました。
学内外の有識者でつくる選考会議によりますと、きのう(28日)2回にわたって行われた教授や職員らによる学内投票で藤垣氏はいずれも2番目の得票数だったものの、「より開かれた大学に向けた変革を実現する十分な能力を持っている」として、総長に選出したということです。
選考会議の議長を務める元NHKキャスターの国谷裕子氏は「藤垣氏が女性であることは選考過程では議論の対象にはならなかった」「あくまでも大学が直面している様々な課題に、どう向き合って改革していくのかという観点から選考を行った」としています。
東京大学は世界トップレベルの研究を行う大学を支援する政府の「国際卓越研究大学」の事業に応募していますが、医学部の元教授らが収賄容疑で逮捕・起訴されるなど、不祥事が相次いだことを受け、「最長1年間の継続審査が必要」と判断されていて、ガバナンス体制の強化が求められています。