レスリング日本勢4選手が銅メダル以上へ!男子グレコ97㎏級仲里優力は40年ぶりの金へ 日下尚、尾﨑野乃香も頂点目指す 鈴木絢大は銅獲得へ【アジア大会】

■第20回アジア競技大会 レスリング 準決勝・敗者復活戦(1日、名古屋市稲永スポーツセンター)
レスリング男子グレコローマン77㎏級の日下尚(25、マルハン北日本カンパニー)が中国の劉瑞にテクニカルスペリオリティで勝利し、決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。男子グレコローマン97㎏級の仲里優力(26、松尾建設)も接戦の末、勝利し決勝に進出した。また、女子フリースタイル62㎏級準決勝に出場した尾﨑野乃香(23、慶應義塾大学)も6ー0でインドのマンシに勝利し決勝進出を決めた。準々決勝で敗れた男子グレコローマン60㎏級の鈴木絢大(27、株式会社レスター)は敗者復活戦を制し3位決定戦に進出した。
24年パリ五輪金メダリストの日下尚は、この日行われた初戦をフォール勝ちを収め、準々決勝は逆転勝ちで準決勝進出を決めた。勝てばメダルが確定する準決勝では、中国の劉瑞と対戦し、第1ピリオドから攻めた日下は6点差の6ー0で、第2ピリオドへ。第2ピリオドは序盤に3点加えた時点で9点差が開き、テクニカルスペリオリティで試合終了。銀メダル以上を確定させた日下は同日夜に行われる決勝でアジア大会初の金メダルを狙う。
1986年ソウル大会で当時90kg級で出場した森山泰年が金メダルを獲得したのが、日本勢における重量級での最後。金が遠いとされる重量級・男子グレコローマン97㎏級準決勝に出場した仲里は第1ピリオド序盤で消極的な姿勢と見なされ、イランのメヘディ・バリハムゼデに1点を献上。仲里がグラウンド状態から再開し耐えたが回されさらに2点が相手に入った。
仲里が追う展開で第2ピリオドがスタート。序盤から積極的に攻め、まず2点を返した。さらに1点ずつ重ね同点に持ち込んだ仲里。両者疲れが見える中で相手が警告を取られ試合終盤。警告数で仲里が上回る中、相手が判定チャレンジするも認められず、仲里に1点が入り、逆転。残り5秒の時点で相手が攻撃をやめ、5ー4で試合終了。仲里が勝利し、夜に行われる決勝にコマを進めた。仲里は40年ぶりの重量級での頂点を目指す。
※写真は日下尚選手
日下とほぼ同時刻に行われた女子フリースタイル62㎏級準決勝に出場した24年パリ五輪銅、前回大会銀の尾﨑野乃香(23、慶應義塾大学)はインドのマンシと対戦。第1ピリオドで序盤からタックルを決め2点、さらに背中を取り2点重ねた。4点差で第2ピリオドに突入。組み合って攻撃の隙を伺う尾﨑だが、相手もなかなか隙を見せず点が入らない時間が続いた。一瞬の隙をついた尾﨑がタックルで2点を決め6ー0の6点差で勝利、決勝進出を決めた。前回大会は悔しい銀メダルで終えた尾﨑は悲願の金メダル獲得を目指し、決勝に臨む。
準々決勝で敗れた男子グレコローマン60㎏級の鈴木は敗者復活戦でフィリピンのジョー・ファー・コリャドに第1ピリオド開始早々2点を取り、その後3回連続でグラウンド状態から相手を回し一気に8点を獲得、「テクニカルスペリオリティ」で勝利。3位決定戦に進出した鈴木は、銅メダル獲得を目指す。