日銀・内田副総裁 AIは「金融環境をより緩和方向に」
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-05 17:55
日銀の内田副総裁は、AIがもたらす影響について、「金融環境をより緩和する方向に作用している」との見方を示しました。
日本銀行の内田眞一副総裁は、中央銀行が参加する、AIやビッグデータを使った経済分析の国際会議で開会の挨拶を行いました。
内田副総裁は挨拶で、「AIは大きな正の需要ショックであり、経済、物価を押し上げている」と指摘しました。
AIは、▼株価を押し上げ、金融環境を緩和的にする一方、▼AI関連企業による多額の債券の発行で長期金利が上昇し、金融環境を引き締める方向にも作用するとしたうえで、「暫定的には金融環境をより緩和する方向に作用しているようにみえる」と述べました。
日銀は、中東情勢の悪化や円安などの為替の変動とあわせて、AI関連需要の高まりを物価を想定以上に押し上げる要因の一つとみています。
先月の金融政策決定会合では、政策金利を1.25%に引き上げました。
今月にも会合を控えるなか、内田副総裁は「中央銀行は、AIの影響をあまり受けていない分野を含め、常に経済を全体として評価している」と述べました。