インフル感染者“去年の約7倍” 肺炎・脳症・心筋炎…『インフルエンザ合併症』の注意点は【ひるおび】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-06 15:30
インフル感染者“去年の約7倍” 肺炎・脳症・心筋炎…『インフルエンザ合併症』の注意点は【ひるおび】

インフルエンザ感染拡大続く

10月2日に発表された全国のインフルエンザ感染者数は、1医療機関あたり「7.17人」です。去年同時期の1.04人に比べ7倍近くに上り、全国157の学校などで休校や学級閉鎖となっています。
「10以上」の注意報レベルは茨城・埼玉・愛知・岐阜で、沖縄は「42.50」と警報レベルに達しています。

【写真を見る】インフル感染者“去年の約7倍” 肺炎・脳症・心筋炎…『インフルエンザ合併症』の注意点は【ひるおび】

都内のいとう王子神谷内科外科クリニックでも、インフルエンザの患者が増えています。
10月3日に検査を受けた21人のうち、9人が陽性。4日に検査を受けた17人のうち、10人が陽性となりました。

伊藤院長は、シルバーウィークが終わり学校が再開され、急激にインフルエンザの患者が増えたのではないかとしています。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
やはり感染者の主体はお子さんなんですよね。
学校で広がる要素が抑えられていたのが、連休の後また増えたという感じがしますね。

落語家 立川志らく:
イメージだと流行の本番は2月じゃないですか。だから今年こんなに早いってことは、2月になってまた増えるのか、それとも今年は下がるのか、どっちなんですかね。

伊藤博道院長:
早く流行が始まれば、当然ピークは早くなり一旦終わると思うんですが、やはり本格的に寒くて空気の乾燥した1月ぐらいの時期には何かが流行る。
インフルエンザB型が冬に2つ目のピークを作る可能性は十分考えておかなきゃいけないかなと。昨年もそうでしたので。

恵俊彰:
ワクチンは早めに打っておいた方がいいんですか?

伊藤博道院長:
もちろんその方が良いです。
誤解が多いのは、「ワクチン打っても感染したから打つのをやめよう」という人が時々いらっしゃるんですけど、感染の予防以上に、重症化の予防にポイントがあります。
また、インフルエンザの「合併症」の予防という意味でも、ワクチン接種・早期診断・早期治療がやはり軸になると思います。
特にお子さんやご高齢の方に重要です。

インフルエンザの「合併症」に注意

ウイルス感染によって心臓の筋肉に炎症が起きて、血液を送り出すポンプの力が低下してしまう。

◆インフルエンザ肺炎
ウイルスが肺の細胞を壊し、炎症で気道が狭くなり呼吸しづらくなる。

◆インフルエンザ脳症
体内で炎症を起こす物質が過剰分泌され、脳にダメージを与える。
けいれんや意識を失うこともある。

伊藤院長によると、合併症は年齢などに関係なく、インフルエンザに感染した誰にでもリスクがあります。ただ、子どもの方が重症度が高くなる傾向があるそうです。

恵俊彰:
どういう理由で合併症になっていくんですか?

伊藤博道院長:
例えば心筋炎の理由としては、ウイルスが直接心筋に到達してダメージを与えることもありますが、もう一つ、ウイルスの量が急に多くなった時に免疫反応が強く起こって二次的に心筋にダメージが起きることもあります。
お子さんの場合、そのダメージがすごく大きくなったり、ウイルスへの防御機能が十分備わっていなかったりして重症化しやすいというところがあります。

合併症 受診の目安は

伊藤院長は、熱が下がっても、以下の症状がある場合は受診を考えて欲しいといいます。

▼寝られないほど息苦しい
▼胸の痛みがある
▼言動がおかしい
▼食欲がなく水分もとれない

伊藤博道院長:
熱が下がるのはウイルスがピークアウトして減ってきたサインですが、それにもかかわらず、息苦しい、胸の痛みなどがある場合は合併症の可能性があると思います。

ワクチン接種の状況は?

重症化や合併症の予防に有効なのが予防接種です。

伊藤院長のクリニックでは、今年は9月9日から早めに接種を開始し、すでに80人ほどの接種が済んでいます。

伊藤博道院長:
今年は早いですね。打ちたい人の約4分の1くらいはもう打っている感じです。
いつもの年だとまだ打ち始めて間もないぐらいですので、接種状況は良好だと思いますね。
皆さんが早く打ちに来て準備をしていることが、感染の大きなピークを抑えることに繋がるという期待はあります。

注射タイプのワクチンは、接種後2週間程度で体内にワクチンの効果が生まれ、その効果は5か月程度続き、徐々に効果が減っていきます。

恵俊彰:
12月~2月にピークがくるとか、A型の後にB型インフルエンザが流行ることになったら、もう一回打った方がいいんですか?

伊藤博道院長:
ここは賛否あります。やはり心臓や肺の合併症があるような人が優先ですが、例えば3月などに人生を左右するようなイベントがあるという場合に、もしワクチンが余っていれば1月の下旬から2月の頭ぐらいにブースターと言ってもう一回打つという選択肢はあると思います。

(ひるおび 2026年10月5日放送より)

  1. 【中川翔子】双子の1歳記念&家族4人写真を公開「いまだけの瞬間たち!」ファンからは「イケメンすぎる」
  2. 「私は『ジェーン・ドウ』だ」被害女性に連帯示す合言葉広がる アメリカ・コーネル大学“性的暴行”めぐり抗議デモ
  3. トイレにいる男子小学生を盗撮か 放課後キッズクラブ男性職員が40~50人分の動画・画像所持 男性職員はすでに退職 横浜市
  4. 「実家に帰る」などと自らに送信か 交際女性の遺体遺棄疑いで逮捕の男 女性のスマホ使い“偽装工作”か
  5. 「短絡的でくむべき点ない」デヴィ夫人に罰金20万円の判決 事務所の女性従業員ら2人に対する暴行の罪  東京地裁
  6. 【角川春樹】「これが最後の…」総監督作品が完成。今作は“AIとの戦い”がテーマ〝魂を込めて、命ある作品を作ろうと〟
  7. アンダーパスでの水没事故防ぐガイドラインを公表 冠水リスク4段階に分類し危険箇所には遮断機設置も促す 国土交通省
  8. 【 がん闘病 】石原詢子 抗がん剤の副作用とみられる足の浮腫「筋肉痛のような痛みもなくなり、正座はまだ出来ないもののしゃがむ事は出来るようになりました!」
  9. 長崎ハウステンボス、音楽と大迫力の花火で彩る年末イベント開催!2026年を締めくくるアーティストライブも決定
  10. 猫があなたに『しかめっ面』をみせるときの理由4つ 不機嫌になっているの?考えられる心理とは
  1. 小6男児らを鎌持って追いかけ…うち2人を車に乗せ監禁か 77歳男逮捕 大声を注意したら「クソじじい死んじまえ」と言われたと供述 神奈川・相模原市
  2. 世界的ピアニスト反田恭平さん(32)が道交法違反の罪で在宅起訴 首都高を時速144キロで運転した罪 初公判で検察側は拘禁刑3か月を求刑 東京地裁
  3. 超高級11億円の別荘「すでに完売」複数のオーナーで所有する“シェア別荘”続々 富裕層マネーで地方活性化へ 市長自ら誘致も【news23】
  4. 【救助の瞬間】海上保安庁の精鋭“海猿”が出動 荒波の八丈島沖に男女8人が…【news23】
  5. インフル感染者“去年の約7倍” 肺炎・脳症・心筋炎…『インフルエンザ合併症』の注意点は【ひるおび】
  6. 徳島・後藤田知事に問責決議案を提出へ 「クマが出たら終わり」など言動に問題があるとして
  7. VIVANT【ドラム】ドラマの裏側を明かし反響「舞台裏を詳しく教えてくれてありがとう」
  8. 【サザン・関口和之】「桑田佳祐君をはじめサザンオールスターズのメンバーには、ご心配とご迷惑」さらにファンにも謝罪 経営の音楽関連会社 約5億8000万円の申告漏れ指摘
  9. クビアカツヤカミキリ対策に今年度予備費から約32億円支出 被害の急拡大を受け
  10. “垂直の壁も自由自在に” 川崎重工が4足歩行の造船用AIロボットを公開
  11. 【速報】「短絡的でくむべき点ない」暴行罪に問われたデヴィ被告(86)に罰金20万円の判決 東京地裁
  12. 「施術」と称し女性客に性的暴行か マッサージ店経営者の男(55)逮捕 ほかにも同様の被害の相談 東京・足立区 警視庁