ノーベル物理学賞 米・ウィスコンシン大学フランシス・ハルツェン教授 素粒子「ニュートリノ」観測の国際プロジェクト「アイスキューブ実験」主導
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-06 21:15

今年のノーベル物理学賞が発表され、南極の氷を活用したニュートリノの観測実験を主導し、宇宙から届く高エネルギーのニュートリノを発見したアメリカの大学の研究者が選ばれました。
今年のノーベル物理学賞には、ベルギー出身でアメリカ・ウィスコンシン大学マディソン校の教授、フランシス・ハルツェンさんが選ばれました。
ハルツェンさんは南極の氷床を活用し、宇宙から飛来する「ニュートリノ」を観測する国際的なプロジェクト「アイスキューブ実験」を主導しました。「アイスキューブ」は、南極点直下の氷中、およそ1500メートルから2500メートルの深さに5000個以上の検出器を埋め込んだ観測施設で、世界で初めて宇宙のかなたから届く高いエネルギーのニュートリノの観測に成功。また、2017年に「アイスキューブ」が観測したニュートリノの飛来した方向を示す情報をもとに、世界中の観測施設が追尾観測を行い、ニュートリノの発生源の天体を突き止めることに初めて成功しました。
「アイスキューブ実験」は、世界14か国から50以上の研究機関が参加する国際共同プロジェクトで、日本からは千葉大学のハドロン宇宙国際研究センターも参加しています。
今後、ニュートリノや宇宙の成り立ちのさらなる解明につながると期待されています。