ノーベル平和賞 ナバネセム・ピレイ氏「国際法や人権が政治的攻撃にさらされている」
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-09 22:48

ノーベル平和賞に選ばれたナバネセム・ピレイ氏が会見し、「国際法や人権が政治的に激しい攻撃にさらされている」と危機感を示しました。
ナバネセム・ピレイ氏
「2026年のノーベル平和賞を授与されましたことを、深く光栄に思い、心より感謝申し上げます。この賞を、国際犯罪のすべての生存者の方々、そして国際司法の実践者やそれを守る方々に捧げます」
ピレイ氏は会見の冒頭、平和賞受賞について、このように謝意を示しました。
そして、ICC=国際刑事裁判所が置かれている情勢を念頭に「私たちは今、国際法や人権が政治的に激しい攻撃にさらされている時代を生きている」と指摘。
国際司法の役割について、国連憲章の前文の冒頭にある「戦争の惨害から将来の世代を救う」という一節を引用し、「これこそが、国際犯罪のすべての被害者や生存者、そして私たちの子どもたち、ひいては明日の世界を受け継ぐ人々に対して、私たちが果たすべき約束なのだ」と語りました。
また、各国の政府に対するメッセージを求められると…
ナバネセム・ピレイ氏
「私がノーベル平和賞に選ばれたことが、世界が正義や人権の保護をいかに重視しているかという力強いメッセージとなることを願っている」
その上で、政治指導者は「人権を擁護し戦争を回避するという義務を負っている」と強調。
「ならず者国家がICCを攻撃するような事態は最も望んでいない」とも訴えました。
ノーベル平和賞の授賞式は12月10日、ノルウェーのオスロで開かれ、賞金は1200万スウェーデンクローナ、日本円でおよそ1億9000万円です。