ノーベル平和賞選出の元ICC裁判官・ピレイ氏「国際法や人権が政治的攻撃にさらされている」
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-10 05:42

今年のノーベル平和賞にICC=国際刑事裁判所の裁判官などを務めたナバネセム・ピレイ氏が選ばれました。受賞決定を受け、ピレイ氏は「国際法や人権が政治的攻撃にさらされている」と訴えました。
ピレイ氏は南アフリカ出身で、ICCの裁判官、国連人権高等弁務官などを歴任。現在はICJ=国際司法裁判所の裁判官を務めています。
去年9月には国連人権理事会の独立委員会の委員長として、イスラエルによるガザでの軍事行動について、ジェノサイド=大量虐殺にあたると結論づける報告書を発表しました。
ノーベル委員会は、ピレイ氏について「平和と国際法の推進に尽力した」と評価しています。
ナバネセム・ピレイ氏
「私がノーベル平和賞に選ばれたことが、世界が正義や人権の保護をいかに重視しているかという力強いメッセージとなることを願っている」
受賞決定を受けピレイ氏は、「私たちは国際法と人権が政治的な攻撃にさらされている時代を生きている」と指摘。
「最も望んでいないのはICCへの攻撃のような、ならずもの国家の独断的な行動だ」と危機感を示しました
また、ICCの赤根智子所長は「国際法秩序と法の支配が深刻な課題に直面している今、今回の評価は格別な意義を持つ」と祝意を示しました。