世界ランク1位・松島輝空が決勝進出 地元・中国の周啓豪との激戦制す GS2勝目へ王手【卓球WTTチャイナスマッシュ】

■卓球WTTチャイナスマッシュ(11日、中国・北京)
男子シングルス準決勝が行われ、松島輝空(19、世界ランク1位)が中国の周啓豪(29、同17位)に4-2(11ー6、11ー9、10ー12、7ー11、11-7、11-5)で勝利し決勝進出を決めた。
松島はアジア大会で男子団体メンバーとして60年ぶりの金メダル獲得に貢献した。さらに男子ダブルスでは戸上隼輔(25)と組み銅メダルを獲得。10月5日に国際卓球連盟が発表した世界ランキングでは日本人として1980年の小野誠治さん以来46年ぶりに男子シングルスで1位になった。
チャイナスマッシュは、卓球界で最高の格付けを誇るWTTグランドスマッシュ(GS)の一つ。松島はその最高峰の舞台で奪われたゲームがわずか2つと危なげない戦いぶりを見せてきた。地元の声援を受ける周啓豪を相手に第1ゲーム、4-1とリードするがそこから4連続失点を喫する。流れを渡したかに思われたがそこから松島の強打がさく裂。ポイントを重ねていき11-6で第1ゲームを取った。
第2ゲームは出だしに4連続失点し、追いかける展開となった。ここから松島は両ハンドでの強打で7連続ポイント。あまりのショットの威力に周啓豪が苦笑いを浮かべる場面もあった。松島がそのまま押し切り2ゲームを連取した。
第3ゲームは中盤まで競り合いが続いた。どちらも譲らずに迎えた6-6から周啓豪のネットインが続き不運な形で2点のリードを奪われてしまう。それでもサービスで崩し連続ポイントを挙げ同点とした。しかし、松島は10-10のデュースから2連続失点。ゲームカウントは2ー1となった。
第4ゲームも出だしに3連続失点し追いかける展開になる。松島は積極的に攻めてくる相手にリズムを掴めず7ー11で落としゲームカウントはタイとなった。
取った方が勝利に王手をかける大事な第5ゲーム。地元の大声援を受ける周啓豪に4連続ポイントを奪われるなどリードを広げられてしまう。それでも1-6から松島も5連続ポイント。一進一退の展開となった。7-7から台から離れた大きいラリーを2つ制し松島が前に出る。勢い乗った松島はそのまま押し切り11-7でゲームを奪った。
迎えた第6ゲーム、後がなくなった周啓豪が意地を見せる。立ち上がりは再び松島が追う展開。それでもミスを恐れず腕を振り続ける松島が逆転でこのゲームも制し決勝進出を決めた。
7月のUSスマッシュでは19歳67日で史上最年少記録を更新し、日本勢初となるグランドスマッシュ(GS)制覇を達成。決勝では台湾の林昀儒(25、同6位)とGS2勝目をかけて対戦する。
※写真はアジア大会の松島選手