【全文公開】「誠に遺憾で、憤りすら感じた」簗農水大臣の辞表提出めぐり栃木・那珂川町長がコメント “予算カット”発言で名指しされる

簗和生農水大臣が高市総理に辞表を提出したことを受け、栃木・那珂川町の益子純恵町長がコメントを出しました。
那珂川町は簗大臣に「予算をカットした」と名指しされていました。
コメントを全文掲載します。
簗衆議院議員が農林水産大臣を辞任するに至ったことを、町として重く受け止めています。
今回、名指しされた自治体一つとして、簗衆議院議員の発言を受け、町民の皆様から不安やご心配をされる声が寄せられました。町民の皆様が、地域の暮らしの先行きに不安を抱く事態となったことは、町政を預かるものとして、誠に遺憾で、憤りすら感じました。
国の予算配分は、地域の実情や事業に必要性などを総合的に勘案して決定されるものと受け止めています。町としては、予算配分と簗衆議院議員の発言の問題とは、分けて考えてまいりました。
町は、町民の皆様の意思を尊重し、地域の実情に応じて、自らの責任で課題に取り組む自治体です。国や県、国会議員の皆様と連携する際にも、町の自主性を大切にし、町民の皆様の意思が尊重される関係を築いていくことが重要だと考えています。
誰を支持し、どのような意思を示すかは、一人ひとりの自由です。その選択によって地域の暮らしに不利益が生じるかのような発言は、町民の皆様が自由に意思を示すことをためらわせ、地方自治の土台を揺るがしかねません。
立場や考えが異なっていても、互いの意思を尊重し、対話を重ねながら、地域にとって必要なことを共に考え、課題の解決につなげていく。その姿勢が大切だと考えています。
発言を撤回し、謝罪されたことは承知しています。しかしながら、これまでの説明などは地域の皆様に向けられたものとは感じられず、町民の皆様の不安が十分に解消されたとは受け止めていません。大臣の辞任という区切りを迎えた後も、簗衆議院議員ご自身から地域の皆様に向けた、丁寧な説明がなされ、不安が払拭されることを願っています。
町民の皆様の暮らしを守ることを最優先に、地域に必要な事業については、国や県にその必要性を伝えてまいります。引き続き、国や県との連携を大切にしながら、町民の皆様が安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。
令和8年10月14日
那珂川町長 益子純恵