命を守る“防災情報”にもサイバー攻撃の手…国際ハッカー集団Qilinは「独自のAIモデルを使用」で攻撃も加速か【news23】
世界各国の企業などにサイバー攻撃を繰り返す国際ハッカー集団「Qilin」。JNNが「Qilin」と接触を繰り返す中、分かってきたのは、独自のAIを攻撃に利用しているという実態でした。
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住民の命を守る防災情報にもサイバー攻撃の手が…
記者
「相次ぐ不正アクセスの影響は、ここ世田谷区にも及んでいます」
東京23区で最も多い93万人が住む世田谷区。13日から災害・防犯情報のメール配信が停止していることを発表しました。
世田谷区民
「世田谷区は大丈夫なのかなと思っていたが、『ついに』という感じでびっくりした。(防災情報は)いざという時のためなので、それが遮断されると、どこから情報を得ていいのかという不安はある」
この他にも、札幌市や鹿児島市など少なくとも50以上の自治体で個人情報が漏えいした可能性があることが明らかになりました。
その原因は、メール配信サービスを委託されている大阪のIT会社がサイバー攻撃を受けたことです。
この会社は、全国800以上の自治体にサービスを提供していて、メールアドレス300万件以上、電話番号10万件以上が流出したおそれがあるということです。
こうした中、14日朝、JNNの取材に応えた国際ハッカー集団「Qilin」。
ハッカー集団「Qilin」
「我々は独自のAIモデルを使用している。おかげでファーストコンタクトまでの時間が格段に早くなったし、アクセス時間も減った」
独自開発したAIをサイバー攻撃に利用していると明らかにしました。また、AIを活用することで、攻撃対象の数も大きく増えたと主張します。
ハッカー集団「Qilin」
「ここ2年で(顧客の数は)数倍になった。週に数十社だったが、今は週に数百社だ」
AIで加速するサイバー攻撃に専門家は…
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「通常は既存のAIを使うだけだが、自前でAIを作っているところがとても驚き。彼らが新しい攻撃手法をまた考えている可能性があるので、早期に対応して攻撃を防ぐ必要がある」