“秋の食中毒”に注意!おにぎり「ラップで握ったまま」はNG?カレーやシチュー・お弁当の菌繁殖を防ぐポイントは【ひるおび】

秋が深まるこの季節、食中毒に注意が必要です。
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食中毒の月別発生件数は、気温や湿度が高い8月、9月よりも、10月が多くなっています。
恵俊彰:
なぜ秋に多いんですか?
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
秋と言っても、暑い日もありますし暑い時間帯もありますよね。
夏の名残の感染性胃腸炎も残りつつ、一部ノロウイルスなど冬の感染性胃腸炎も混じってきますから、様々な感染症がオーバーラップしていることが大きいんじゃないかと思います。
≪秋に多い食中毒≫
◆細菌性
ウエルシュ菌、カンピロバクター、サルモネラ菌など
◆自然毒
毒キノコ、有毒植物など
◆寄生虫
アニサキスなど
ウエルシュ菌の原因となる食品は、カレーやシチュー、スープなどの煮込み料理が多くなっています。
こういった食品の中心部は酸素のない状態で、ウエルシュ菌にとって好ましい環境になり、急速に増殖してしまうのです。
潜伏期間は6~18時間で平均10時間。
腹痛や下痢が主な症状です。
熱に強い芽胞を作るため、高温(100℃で1~6時間)でも死滅しないものもあります。
コメンテーター 眞鍋かをり:
カレーは寝かせた方がいいからと思って置いちゃったりします。温め直したら大丈夫と思ってたけど加熱しても死なない時もあるんですね。
“朝作ったカレー”で食中毒になるケースも
朝作ったカレーで食中毒になってしまったというケースもあります。
20代の男性が、朝にカレーを作り常温で保管して、昼ご飯に温めてから食べたところ、下痢や腹痛の症状が出ました。
クリニックでは食中毒と診断され、ウエルシュ菌の可能性もあるということです。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
朝作ってから、数時間の間でどうやって管理したかが大事です。
鍋のまま常温で管理すると、カレーの中心部の温度は意外と下がらないんですよね。
例えば65℃以上の高温でかき混ぜながら管理したり、あるいは一旦冷蔵庫に入れて急速に冷やすことで全然違います。
この方は鍋のまま置いていて一応加熱はしたみたいなんですけど、ひどい下痢を発症しているので、やはりこの時期のこの温度は本当に注意が必要だと思います。
秋の行楽弁当 食中毒を防ぐには
行楽シーズン、お弁当を作る際のポイントを聞きました。
◆タイマーでご飯を炊くときには氷を入れる
ご飯を炊く時、夜に炊飯器のタイマーをセットして翌日の朝炊き上げる場合、炊飯器に氷を入れることで菌の繁殖を抑える効果があるということです。
氷を入れることで、予約炊飯が始まるまでの水温を下げることができます。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
ウエルシュ菌に限りませんが、長い時間「水と米」、要するに「水分と栄養分」が一緒に室温で放置されることで、少しリスクが出てきます。
例えば朝7時にご飯が炊けるように夜10時にセットした場合、9時間という長時間の放置になりますよね。
今の気温でも菌が増殖する可能性があります。
◆お弁当箱はしっかり洗って水気がなくなるまで乾燥させる
◆ご飯は温かいまま入れず一旦冷ましてから入れる
◆梅干しは中心に1個ではなくて細かく砕いてまぶすことで殺菌効果がアップ
◆おかずは「焼き」「揚げ」
煮物など汁気の多いものは避ける。
◆ミニトマトの水分に注意
半分に切ると水分が出てきてしまうので、なるべく切らないで入れる。
ヘタのくぼみに菌が多いため、ヘタを取りくぼみをよく洗って、水気を取ってから入れる。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
弁当を作って、すぐ蓋をすると蒸気が蓋などに付着してしまうので、一旦冷ますとか、とにかく無駄な水分は増やさないようにすることです。
おにぎりを握る時にもポイントがあります。
ラップにご飯を乗せ、握る前に粗熱を取ります。
その後ラップでふんわりと握ったら、そのまま持ち運ぶのではなく、一旦左右を開いて蒸気を逃がし、冷めたらきちんと包みます。
コメンテーター 眞鍋かをり:
くるんだままだと、中で水分がいっぱいになっちゃうんですね。
また、弁当を持ち歩く際は、リュックの中だと体温で温度が上がり菌の増殖につながるので、必ず保冷バッグに入れて持ち歩きましょう。
食事の時も、しっかり噛んでよく味わうことで、万一の際の味の異変に気づくことができます。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
涼しくなる秋は気のゆるみが出やすい時期ですので、食中毒に気をつけてください。
(ひるおび 2026年10月15日放送より)