“過去10年で最悪レベル”インドネシアで森林火災の被害拡大 絶滅危惧種オランウータンも“飢餓状態”で保護 シンガポールなど周辺国も大気汚染が深刻
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-16 04:20

インドネシアで、違法な野焼きや干ばつによる森林火災が続いていて、東南アジアの周辺国でも煙害による大気汚染が深刻化しています。
インドネシアのカリマンタン島などでは、森林火災が相次いでいて、独立系の森林監視団体の推計によりますと、今年1月から8月までに東京都の面積の4倍以上にあたるおよそ90万ヘクタールが焼失したということです。
違法な野焼きや、強力なエルニーニョ現象による干ばつなどが火災の原因とみられ、その規模は過去10年で最悪レベルといわれています。
14日には、火災で生息地の森が破壊された可能性がある絶滅危惧種のオランウータンが、飢餓状態で保護されました。
国際NGOの医療スタッフ
「腹囲から判断すると飢えている可能性があります。食べ物はほとんどなかったようです」
ロイター通信によりますと、インドネシア国内で森林火災に伴う呼吸器疾患の患者は、13日までに28万人を超えました。
また、シンガポールやマレーシアといった周辺国にも影響が広がり、濃い煙に覆われるなど大気汚染が深刻化。
一部の学校が休校となっているほか、航空便の欠航も相次いでいます。
インドネシア当局は、6万人以上を動員して消火活動などに当たっていますが、雨期に入る11月ごろまで被害がさらに拡大するおそれもあります。