「被害はまだ始まったばかり」 個人情報流出にAI悪用の脅威 トレンドマイクロが支援策
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-19 21:49

サイバー攻撃の被害が広がるなか、情報セキュリティ大手のトレンドマイクロはきょう、東京都内で記者会見を開き、企業や個人向けに支援を行うと発表しました。
トレンドマイクロ エバ・チェン社長
「大臣をはじめ、誰もが国家のサイバーセキュリティ上の緊急事態を訴えています。求められているのはセキュリティの強化だけではありません。これまで攻撃の標的となってきた大企業に加え、個人にも影響が及ぶことをより多くの人に伝える必要があります」
トレンドマイクロはきょう、▼企業向けに最大100億円規模の対策支援を行うほか、▼個人向けにも、詐欺対策アプリを90日間無料で提供するなど、複数のサイバーセキュリティ支援策を発表しました。
会見でチェン社長は、サイバー攻撃にはAIがすでに使われているとした上で、盗まれた個人情報は今後、フィッシングメールや身代金要求型のランサムウェア攻撃などに悪用される可能性があるとし、「被害は、まだ始まったばかり」と述べました。
さらに、盗んだ個人情報をAIを使ってほかの情報と組み合わせることで、標的を絞った巧妙なサイバー攻撃につながる危険性も示唆しました。
また、名前や誕生日など、推測されやすい情報をパスワードに使わないよう呼びかけました。
トレンドマイクロ エバ・チェン社長
「彼らが持っているあなたの情報をもとに、AIを使ってパスワードの総当たりを自動化し、非常に簡単にパスワードを解読できてしまいます」
企業においては、1つのIDの乗っ取りをきっかけに、アクセス権限などが悪用され、組織全体に被害が広がるリスクを指摘しています。