車いすテニス、小田凱人が1セットも落とさない完全優勝で連覇 ロスパラリンピック出場権獲得【アジアパラ】

■第5回 アジアパラ競技大会 愛知・名古屋 車いすテニス男子シングルス決勝(23日、名古屋市東山公園テニスセンター)
車いすテニス男子シングルス決勝が行われ、小田凱人(20、東海理化)が紀珍旭(26、中国)に2-0(6-2、6-2)のストレート勝ちで大会2連覇を達成。優勝者に与えられる2028年ロスパラリンピック出場権を獲得した。
小田は今大会、2回戦、準々決勝、準決勝と3試合を戦い1ゲームも落とさない完璧な試合運びを見せてきた。決勝の舞台に姿を現すと大歓声が巻き起こった。第1セットの第1ゲームから相手のサービスを攻略。リターンエースを奪うなどいきなりブレイクに成功した。続くゲームでは強烈なサーブを連発し圧倒。ゲームを連取し幸先のよいスタートを切った。
しかし、第5ゲーム、小田はこの試合初めて15-40でゲームポイントを握られるとそのまま今大会初めてのゲームを落とした。このあともう1ゲーム、相手にサービスをキープされたが、バナナで栄養補給した第8ゲームにサービスゲームをきっちりキープし、6-2で第1セットを奪った。
第2セットも第1ゲームでいきなりブレイクに成功。しかし、第2ゲーム、ダブルフォルトでデュースに持ち込まれると、最後はリターンエースを決められブレイクバックされてしまう。それでも第3ゲームですぐさまブレイクを仕返し、世界ランキング1位の貫禄を見せると、第2セットも6-2で制した。今大会1セットも落とさない完全優勝でパラリンピック連覇がかかるロスへの切符を手にした。
同日に行われたクアード男子シングルス決勝では宇佐美慧(35)がタイのブーンチェルト・ジャイエン(56)に2-0(6-4、6-4)のストレート勝ちし金メダルを獲得した。
女子ダブルス決勝では上地結衣(32)・大谷桃子(31)ペアが銀メダル、髙室冴綺(31)・田中愛美(30)ペアが銅メダルに輝いた。
小田はパリパラリンピック(2024年)に出場し最年少で金メダルを獲得。さらに、去年9月には全米オープンで初優勝。パラリンピックと4大大会(全豪、全仏、ウインブルドン、全米)を全て制す生涯ゴールデンスラムを19歳3か月の史上最年少で達成している。