5秒の電話で声が盗まれる?“オレオレ詐欺”に悪用も 増加“見知らぬ番号からの電話”への対策は【Nスタ解説】
サイバー攻撃による個人情報流出により、迷惑電話がかかってくる場合も。そして、「もしもし、〇〇です」と答えたわずか5秒で声が盗まれ、その声をオレオレ詐欺などに悪用される恐れがあるというのです。
“見知らぬ番号からの電話”目的は? サイバー攻撃で個人情報流出
懸念される流出した個人情報の悪用。
街の人
「全く知らない番号からいきなり(電話が)かかってきて、『絶対最近流行りのやつやん』って思って切りました」
「知らない番号からかかってきて怖いなと思いました。無視して出なかったら、またもう一回、数分後にかかってきて」
“見知らぬ番号からの電話”が増えているようです。その目的とは?
たった5秒の電話で「声」が盗まれる? 本当の“オレの声”でオレオレ詐欺も
AIを活用した音声の合成を手掛ける会社「タイタンインテリジェンス」。
タイタンインテリジェンス 赤塚育海CEO
「その人の声を録音して、その人の声を再現した音声を作られることが増えています。最近だと、本当のオレの声でかかってくるオレオレ詐欺が増えてきている」
迷惑電話に応答した際に声が盗まれ、その盗まれた声をもとに本人そっくりの声が作られ、特殊詐欺に悪用されるおそれがあるというのです。
一体、どういうことなのか?
特別に協力してもらい、南波アナの電話の声で検証してみました。
南波雅俊キャスター
「もしもし、TBSアナウンサーの南波です。どちら様でしょうか」
「声を盗む」には、わずか5秒ほどのサンプルがあれば十分だそう。この音をもとに、本人そっくりのクローン音声が作れてしまいました。
南波キャスター
「30秒しゃべるだけでこんなに似るんだ」
「盗まれる声」が長ければ長いほど、声のクセやイントネーションがより本人の声に近づくといいます。
タイタンインテリジェンス 赤塚育海CEO
「(我々としては)誰かの活躍の場を広げるために作っている技術だったんですけれども、類似の技術がこのように使われるとは思っていなくて、皆さんもぜひ注意していただきたいと思います」
「もしもし」の一言で複製が可能 「電話に出ない」が対策に
南波雅俊キャスター:
5秒程度のときには声は似ているものの、しゃべり方はどうかなと感じました。しかし、約30秒しゃべると癖を盗まれているように感じました。
「もしもし」という一言でも複製が可能なケースもあり、完全に声が盗まれないようにするのは難しいということです。
タイタンインテリジェンスの赤塚CEOによると、自分の声が悪用されないためには、知らない番号など怪しい電話には出ないことが一番の対策だといいます。