作家・村上龍さん(74)死去 「経済的な勝ち負けだけが充実した人生の基準ではない」news23の取材に語っていた不確かな時代の“希望”【news23】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-24 16:36
「限りなく透明に近いブルー」などの作品で知られる作家の村上さんが、亡くなったことがわかりました。74歳でした。
作家・村上龍さん(74)死去
村上龍さん(2004年当時):
「カラオケとか行くより全然小説書く方が興奮する、もう20何年もやってますから、向いてるんだろうなと思います」
村上さんはデビュー作「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞を受賞。その後も「コインロッカー・ベイビーズ」や「13歳のハローワーク」など、数々のベストセラーを生み出してきました。
2002年に出演した際に語った“希望”
2002年に『news23』に出演した際には、次のように語っていました。
筑紫哲也キャスター(当時):
「村上さんは前の作品で、この国には何でもあるけども『希望』だけがないと書かれた」
村上龍さん:
「希望というのは、ある集団なら集団における、きっと明日・2か月後・1年後には、今より良くなっているだろうっていうような思いがないと、今を生きるのが難しいということなので。日本という大きな括りで、希望が今ないのか、あるいは必要なくなったのか」
その上で求められるのは、自分なりの“希望”だと教えてくれました。
村上龍さん:
「この前は、地方公務員と話したんですけど、『年収500万でいい』と言っていた。『とにかく残業したくないんだ』と、『8時に行って17時に帰りたいんだ』と、『休日はサッカーをしたい』と。大事なのは、そういった一種の経済的な勝ち負けだけが充実する人生の基準ではない。それが僕が一番大事だと思うんですよね」