日本勢は186個のメダルを獲得 “人類として持っている可能性”を示し続けた7日間の戦いが幕を閉じる【アジアパラ】

■愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会 最終日(24日)
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7日間にわたって熱い戦いが繰り広げられた第5回のアジアパラが閉幕。今大会は45の国と地域から約3000人の選手が参加し、全18競技、508種目が行われた。日本からは282人の選手が出場し、金64銀60銅62と合計186個のメダルを獲得した。
開幕からメダルラッシュが続いた水泳陣は合計71個(金24銀24銅23)のメダルを日本にもたらした。39歳で出場した“レジェンド”鈴木孝幸は出場した3種目全てで金メダルを獲得。日本選手のアジアパラ通算金メダル数最多記録を「13」へと更新した。
鈴木とともに長きにわたりパラ水泳界を引っ張る“全盲のスイマー”木村敬一(36)は金2、銀1と3個のメダルを手にした。選手としての今後について「光を失った状態でもここまで戦えるんだという、“人類として持っている可能性”を示し続けられるような存在でありたい」と力強く語った。
車いすテニスでは世界ランク1位で愛知出身の小田凱人(20)が男子シングルス・ダブルスの二冠を達成した。「今までで一番楽しい1週間という感じで、毎日、毎日、楽しいが更新されていって(男子シングルス)決勝で最後、最高の日だなと思えたので地元でこういう機会があってそれが達成できてうれしいです」と大会を振り返った。さらに多くの観衆が訪れる中で試合を行った小田は「(車いすテニスは)普通にエンターテインメントだったしスポーツだったと思う。そこに向けて頑張ってはいましたが、ここからはそれを広げていって行けるところまでいきたい」と車いすテニス界のさらなる発展へ思いをはせた。
パラバドミントンでは車いすの部・女子シングルスで里見紗李奈(28)が連覇を達成。パラリンピック2連覇中の女王が貫禄を見せた。男子でも梶原大暉(24)が連覇を達成し、2021年東京パラリンピックから続く連続勝利を「200」へと伸ばした。
さらに、ゴールボール男子は史上初の金メダルの快挙。パリパラリンピック出場を逃し、ロスパラリンピックへ強い思いを持つ車いすバスケ男子も2大会連続3度目の優勝を果たした。決勝のイラン戦で16得点16リバウンドの活躍を見せた髙柗義伸(26)は「ロスパラリンピックに出場するためには、まずそのアジアの予選を勝ち抜かなければいけないので、若いチームで韓国、イランという強豪国に勝ち切れたのはすごく大きい」と手応えを口にした。
※写真は今大会3個の金メダルを獲得した水泳・鈴木孝幸選手