米民主党アミ・ベラ下院議員、中間選挙での民主党の勝利に自信 「台湾への武器売却が中国との交渉の切り札にはならないとルビオ国務長官から言質」

東アジア・太平洋地域の情勢に詳しいアメリカ野党・民主党の下院議員が都内でインタビューに応じ、来月3日に控えた中間選挙で民主党が勝利することに自信を示しました。また、台湾への武器売却については中国との交渉の切り札にしてはならないとの考えを強調しました。
米下院外交委員会・東アジア・太平洋小委員会の民主党幹事 アミ・ベラ下院議員
「今回の中間選挙で、民主党が下院では間違いなく過半数を、上院でも過半数を獲得する可能性がある」
野党・民主党のアミ・ベラ下院議員は24日、JNNのインタビューに答え、関税政策やイランとの戦闘について、トランプ大統領が「議会と連携せずに独断で始めた」と批判。これらがガソリン価格や食費、住宅価格などの高騰につながったと指摘しました。その上で、有権者の怒りを買っているとの見解を示し、中間選挙での民主党の勝利に自信を示しました。
中国による尖閣諸島周辺での活発な活動や日中関係の冷え込みについては、民主党が下院で過半数をとれば、自らが東アジア・太平洋地域を管轄する外交小委員会を率いることになるとし「早い段階で、高市政権に対する議会の強い支持を改めて表明したい」と述べ、日米の結束の重要性を強調しました。
また、台湾についてはー。
米下院外交委員会・東アジア・太平洋小委員会の民主党幹事 アミ・ベラ下院議員
「台湾への武器売却が中国との交渉の切り札となったことはこれまで一度もない。ルビオ国務長官に確認したが、台湾や武器売却を交渉材料にしないアメリカの政策に何ら変更はないと伝えられた」
ルビオ国務長官からも台湾を交渉材料としない政策に変更はないとの言質をとったとし、「トランプ大統領に対しても中国とのいかなる交渉においても台湾を切り札にするべきではないとの強いメッセージを送ってきた」「トランプ大統領もそうある(交渉の切り札にしない)ことを願う」と期待感を示しました。
さらに、もし、中国の習近平国家主席が「台湾への侵攻」を決断すれば、この地域の未来は一変すると警告。
習近平氏に平和と繁栄という現状こそが自分たちの共通の目標であることを確実に理解してもらうことが「戦略的抑止」だとし、日米が協力して中国が「台湾への侵攻」という選択肢をとらないよう働きかけなければならないなどとしました。
そのほか、トランプ大統領とその一族の事業をめぐり利益相反があるとの指摘については、「多くの規範を破り、私腹を肥やしてきたとみられる」などと批判。監視および調査は議会の役割であり、民主党が下院で過半数を得た場合には調査を実施し、議会が担うべき適切な監視機能を果たしたいとの考えを示しました。