“名門復活”名城大 3年ぶり9度目の優勝!2区近藤希美が区間新で逆転、5区1年生・木村真桜が区間賞、大東文化は12度目の2位【全日本大学女子駅伝】

■第44回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(25日、宮城・仙台、全6区間・38km )
【日程・結果一覧】駅伝シーズン到来!女王争いからニューイヤー&箱根の新春決戦まで※随時更新
“全日本・富士山”と大学女子駅伝の2大大会の一つ、全日本大学女子駅伝対校選手権大会が宮城県・仙台市で行われ、名城大学が3年ぶり9度目、2時間02分21秒の大会新記録で優勝を果たした。2区で近藤希美(3年)が区間新で逆転、エース区間5区で1年生の木村真桜が好走、名城大が逆転で女王に返り咲いた。大東文化大は16度の出場で12度目の2位、連覇を狙った城西大は3位となった。
“杜の都”を走り抜け大学女子の日本一を決める全日本大学女子駅伝、全27チームが出場し、上位8位までのチームに来年のシード権、上位12校には12月30日に開催される富士山女子駅伝への出場権が与えられる。
連覇を狙う城西大は2000年シドニー五輪男子マラソン代表の佐藤信之監督(54)が就任、エース・本間香(2年)を最長区間の5区、3年連続区間2位の主将・石川苺(4年)を4区、アンカーは前回3区で区間新記録(区間3位)の大西由菜(2年)と盤石な布陣。15年連続出場中で11度の2位、悲願の初優勝を狙う大東文化大は昨年、アンカーで逆転された主将・野田真理耶(4年)を起用。
霧雨が降り、気温は18℃、湿度91%のコンディションとなった。レースの流れを作る1区(6.6km)、最初の1kmは大東文化の相場茉奈(4年)に3分12秒、27チームが一団となってのレース展開となった。
3km付近で徐々に振り落としが始まり、4km付近で先頭は14チーム、そして、5km付近で昨季優勝の城西大の窪田舞(2年)が遅れ始めた。5.5kmで帝京科学大の今西紗世(2年)がスパート、大東文化の相場、名門復帰を目指す名城大のスーパールーキー・真柴愛里(1年)がしっかりついていった。帝京科学大は大学初の区間賞を獲得、今西が区間記録にあと4秒と迫る最高の走りを見せて襷を繋いだ。2位には12秒差で名城大、悲願の初優勝を狙う大東文化は6位、連覇を狙う城西大は13位と出遅れた。
最短区間の2区(4.0km)、スピード勝負と区間は帝京科学大・ルーキーの長濱心咲(1年)が逃げるが、2.5km付近で名城大の近藤希美(3年)が長濱を抜いた。その後も近藤は差をつけていった。1区6位と出遅れた大東文化はパリ五輪女子マラソン6位の赤﨑(旧姓・鈴木)優花(27)の妹・鈴木彩花(2年)が3位まで順位を上げてきた。名城大の近藤は区間新記録を2秒更新する12分36秒で襷リレー、2位には9秒差で帝京科学大、3位には33秒差で大東文化となった。城西大はさらに順位を落とし、トップとは1分51秒差の15位。
3区(5.8km)、名城大は力丸楓(4年)が安定感のある走りで3.7km付近では2位の帝京科学大との差を25秒に開いていった。5区にサラ ワンジル(4年)、アンカー6区に野田真理耶(4年)を配置している3位の大東文化大は成瀬結菜(2年)が4位の順天堂大の藤谷光希(1年)と競り合って2位の帝京科学大に迫っていった。
残り500mで大東文化の成瀬が2位に浮上、3位に順天堂、4位に帝京科学となった。名城がトップで襷を渡し、2位には34秒差で大東文化、3位に36秒差で帝京科学、4位に同じく36秒差で順天堂となった。城西大は1分46秒差の11位。
4区(4.8km)、5区のサラ ワンジルまで差を縮めたい2位の大東文化・平尾暁絵(4年)だったが、3.7km付近で帝京科学、順天堂に抜かれて4位、トップの名城・村岡美玖(4年)は徐々に後続との差を広げて、4.4km付近で2位集団とは40秒差。名城は4月の日本インカレ10000mで2位に入ったスーパールーキー・木村真桜(1年)に襷リレー、4位の大東文化はトップと50秒差でサラ ワンジルがスタートした。
エース区間となる最長区間の5区(9.2km)、襷をもらった大東文化のサラ ワンジルは一気に3位の順天堂を抜いて3位へ浮上、トップの名城の木村は最初の1kmを3分9秒、次の1kmは3分5秒と最高の入りを見せた。
5km付近で1位・名城と2位・大東文化の差は1分3秒と襷リレーから13秒差が開いた。そして、8位でスタートした城西大は本間香(2年)が好走、6.5km付近で3位まで順位を上げて5人抜きとなった。
7.5km付近でトップの名城・木村はやや苦しい表情を見せたが走りは変わらず、2位大東文化のサラ ワンジルの猛追を許さず、エース区間を任された1年生が落ち着いた走り。最後までスピードが落ちずに区間賞をマーク、トップでアンカーへ襷を渡した。2位は大東文化が1分8秒差とサラ ワンジルでも18秒差をつけられた。
アンカー6区(7.6km)、名城のアンカーを務めたのは昨年のワールドユニバーシティゲームズ代表の橋本和叶(2年)は落ち着いた走りで2位・大東文化との差をキープ、悲願の初優勝に大東文化は野田真理耶(4年)は必死に名城を追いかけるがなかなか差は縮まらず。名城大が逃げ切り3年ぶり9度目、2時間02分21秒の大会新記録で優勝、かつて7連覇を果たした女王が戻ってきた。大東文化は16度目の出場で12度目の2位、連覇を狙った城西大は序盤の出遅れが響き3位となった。
【第44回全日本大学女子駅伝対校選手権大会 】
優勝:名城大学
2位:大東文化大学
3位:城西大学
4位:東北福祉大学
5位:順天堂大学
6位:筑波大学
7位:日本体育大学
8位:大阪学院大学
********シード権獲得
9位:立命館大学
10位:東洋大学
11位:帝京科学大学
12位:玉川大学
********富士山駅伝出場権
13位:大阪芸術大学
14位:白鷗大学
15位:関西大学