【二宮和也】10年後の映画界へ願う未来「受け手側も、もっと寛容な世界になって欲しい」

俳優の二宮和也さんが27日、ケリング「ウーマン・イン・モーション」トークイベントに登壇しました。
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同イベントは、『第39回東京国際映画祭』の提携企画としてグローバルラグジュアリー・グループのケリングが開催。2015年カンヌ国際映画祭にて、カメラの前と後ろで活躍する女性たちに光を与えることを目的に「ウーマン・イン・モーション」を創設し、女性の立場や課題について意見交換する機会を提供しています。
近年は男性側の意見も求められ、今回は二宮さんがゲストスピーカーとして登壇。ほかにアカデミー・ミュージアム・オブ・モーション・ピクチャーズ館長兼プレジデントで、アカデミー・コレクション統括責任者のエイミー・ホンマさん、映画プロデューサーの村田千恵子さんが参加しました。
トークでは村田さんが昨年担当した映画『国宝』が、実写邦画の歴代興行収入1位を記録する大ヒットとなったことにおよび、同年公開の『8番出口』で主演を務めた二宮さんは〝本当に同じ年に公開した作品の人たちがみんな言っていたのは、「今年、『国宝』がなかったらな」ということです。『国宝』早くいなくなってくれないかなっていうくらいでした〟と冗談交じりに語り、会場を笑わせました。
また『硫黄島からの手紙』など海外作品にも出演経験のある二宮さんに、海外と国内との現場の違いについてたずねられると、〝明確に違う感じがするのはやっぱり、“聞いてくれる”ということ。「これはどうやって使うんだ?」とか「どう着るの?」と習ってきてくれるんだけど、分からない時はシンプルに聞いてくる。「硫黄島~」の時も着物の着方が分からず結局、獅童くんが全部、浴衣を着せるようになったりと、みんなで作っていくというのが強く印象に残っています〟と語りました。
司会から女性がより力を発揮するための意見を求められると〝いやぁ、もう発揮されていると思う〟と語り、〝例えばシェフはまだ男性が多いと思うけど、お料理教室の先生は女性が多い。そこに何の違いがあるかというとコミュニケーションをとるかとらないかだと思う〟と違いを示しました。
つづけて〝やっぱ男って無機物的なものと向き合うのが得意なので「木」とか「土」とか、そういうのは得意なんですけど、人に向き合うのはそんなに得意ではなく。そこは女性が優れている。それをすごくコミュニケーションとしてとっていただけると僕らとしてはありがたい。男の人が全く分からないわけじゃないけど、そういう時に女性プロデューサーさんが声を掛けるとか、掛けなくとも人のケアをしてあげようという動きが広まると役者としても助かります。役者って「やれるか?」って言われたら「やります」ってがんばってしまう職業なので〟と女性目線での気配りに期待を寄せていました。
最後に10年後の映画界に期待することを聞かれると、次世代の表現者が安心して飛び込める世界であることを望み、〝僕らは一人でも多く笑って、一人でも多く泣いて感動してもらえる作品を常に目指して作っているので受け手側も、もっと寛容な世界になって欲しいなと思います〟と語りました。
そして〝けっこう、いろんな角度からいろんな(厳しい)事を言われる時代になってきたので、そういう目指しづらい世界には絶対にしたくない。いい芝居をして、「実はあの時、あの作品を、キャラクターを見て僕も俳優になろうと思った」って人や「映画業界に来ました」って人がどんどん増えるような環境を作っていきたいです〟と希望を語りました。
【担当:芸能情報ステーション】