イランがカタールに代表団を派遣 アメリカとの戦闘終結に向け仲介国と協議

アメリカが中間選挙後にイランを攻撃する可能性が報じられるなか、イランのアラグチ外相は、戦闘終結に向けた仲介国との協議を行うために代表団をカタールに派遣したことを明らかにしました。
イランのアラグチ外相は中東の衛星テレビ局アルジャジーラの取材に対し、アメリカとの戦闘終結に向けた仲介国との協議のため、代表団をカタールの首都ドーハに派遣したと述べました。
複数の中東メディアによりますと、イランの代表団は、10月31日にドーハで、カタールやパキスタンの代表者らと協議を行ったということです。
また、アラグチ外相はアルジャジーラに対し、アメリカのバンス副大統領から対話を呼びかける書簡が届いたことを明らかにしたうえで、「前向きな一歩だ」と評価しました。
ただ、現時点では、アメリカ政府の当局者と直接協議に臨む予定はないとしています。
さらに、アラグチ外相は、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡について、アメリカがイラン側の要求を受け入れれば、2日以内に開放することでカタールと合意したと明らかにしました。
イラン側は9月、アメリカによる海上封鎖の解除や、凍結されたイラン資産の解放、イラン産原油への制裁の緩和などを条件に、7日以内にホルムズ海峡を再び開放する案を示していました。
アラグチ外相は、イランがオマーンと合意したとするホルムズ海峡の「新航路」も認める必要があるとしています。
複数のアメリカメディアは、トランプ大統領が中間選挙後にイランへの攻撃を指示する可能性があると報じていて、緊迫した状況が続いています。
また、イランの最高安全保障委員会トップのレザイ事務局長は、国営テレビのインタビューで、バンス副大統領からの書簡について「トーンが完全に変わった」と述べ、「非常に良い兆候でありイランが勝利を確固たるものにしたことを示している」と主張しました。
一方で、再び攻撃を受けた場合に核兵器の製造・保有を禁じるとしてきた方針を維持するかどうかの「議論が行われている」と述べ、アメリカ側をけん制しました。