早稲田大が大会新で16年ぶり日本一!出雲との2冠達成 2区増子 3区新妻 5区鈴木が区間新と異次元の速さで圧勝【全日本大学駅伝】

■秩父宮賜杯 第58回全日本大学駅伝対校選手権大会(1日、名古屋市熱田神宮西門前~三重県・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前)
【日程・結果一覧】駅伝シーズン到来!女王争いからニューイヤー&箱根の新春決戦まで※随時更新
“学生3大駅伝”(出雲、全日本、箱根)の第2戦、全日本大学駅伝が行われ早稲田大が5時間03分31秒の大会新記録で16年ぶり6回目の優勝を果たし、出雲駅伝との2冠を達成した。従来の大会記録は2022年に駒澤大がマークした5時間06分47秒で早稲田大は今大会でその記録を3分16秒も更新した。
早稲田大は1区の本田桜二郎(1年)が2位でタスキリレーすると2区の増子陽太(1年)は区間新でトップに、3区の新妻遼己(1年)も2021年のイェゴン・ヴィンセント(東京国際大)の区間記録を更新する走りでリードを広げた。さらに5区の鈴木琉胤(2年)が従来の区間記録を30秒更新するなど異次元の速さを見せ伊勢路を制した。
総距離で出雲の45.1km(6区間)を大きく上回る8区間106.8kmで行われる全日本大学駅伝。1区(9.5km)、出雲駅伝で16年ぶりの優勝を大会新記録で果たした早稲田大はルーキーの本田桜二郎(1年)を起用。序盤は例年通り各チームが牽制し合い、大きな集団でレースが展開される。6.5km付近でまさかの事態、昨年区間賞を獲得した志學館大の中村晃斗(4年)が遅れた。終盤、ばらけだした集団から飛び出したのは帝京大、早稲田大、青山学院大、順天堂大。各ランナーがタスキを外しスパート勝負となると青山学院大と早稲田大が抜け出し一騎打ちに。この勝負を制した青山学院大・椙山一颯(2年)が27分45秒で区間賞、2位の早稲田大・本田は2秒差でタスキをつないだ。
2区(11.1km)の5km過ぎ、3大駅伝デビューとなる早稲田大・増子陽太(1年)が先頭に立ちレースを引っ張る。駒澤大・鈴木大翔(1年)、帝京大・楠岡由浩(4年)が続いていくが、8.5km過ぎで増子がさらにペースアップ。2人はついて行けず、増子の独走状態となった。ルーキーらしからぬ貫禄の走りでなんと区間新記録の30分51秒。同じくルーキー・新妻遼己(1年)にトップでタスキをつないだ。ラストスパートで一気にペースを上げた帝京大・楠岡も同タイムの区間新をマークし2位でタスキを託した。
3区(11.9km)、早稲田大の新妻は5km通過時点ですでに2位に30秒以上の差をつける圧巻の走り。ハイペースのまま走り切った新妻は2021年のイェゴン・ヴィンセント(東京国際大)の区間記録を1秒上回る32分45秒をマークした。早稲田大の「令和の三羽ガラス」と呼ばれる3人がルーキーとは思えないハイレベルな走りで大会記録を上回る1時間31分23秒でタスキをつないだ。
4区(11.8km)、1分14秒差のアドバンテージを得た早稲田大は主将の小平敦之(4年)も大会記録を上回るペースを維持しタスキリレー。2位は1分36秒差で国学院大となった。
5区(12.4km)では箱根駅伝4区区間賞の早稲田大・鈴木琉胤(2年)が従来の記録を30秒更新する34分31秒の区間新をマーク。6区(12.8km)の堀野正太(2年)、7区(17.6km)の山口竣平(3年)がハイペースを維持し大会記録を2分06秒上回った状態でアンカーへとタスキをつないだ。
最終8区(19.7km)を任されたのは工藤慎作(4年)。箱根駅伝で難所となる山登りの5区を走った“山の名探偵”が大会新記録ペースを維持してレースを進める。前回大会では30年ぶりにこの区間の日本人最高記録を更新。今大会さらなる記録更新を果たし2位以下に大差をつけたままトップでフィニッシュ。早稲田大が出雲に続き大会新記録での優勝を果たし、2冠を達成した。
【シード権を獲得した上位8チーム】
1位 早稲田大
2位 国学院大
3位 創価大
4位 青山学院大
5位 中央大
6位 駒澤大
7位 大東文化大
8位 帝京大