中身の入ったチョコレートを「ボンボンショコラ」と言います。
日本ではウイスキーなどのお酒が入った一口サイズのチョコレートのことを「ボンボンショコラ」と呼ぶことがあります。
しかし、その中身は必ずしもウイスキーとは限りません。
今回はそんな「ボンボンショコラ」について解説します。
併せて「ボンボンショコラ」がどのようなチョコなのかも説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
「ボンボンショコラ」とは
まずは「ボンボンショコラ」について見てみましょう。
「ボンボンショコラ」はこんなお菓子
「ボンボンショコラ」は中身の入ったチョコを言います。
特にウイスキーなどのお酒が入った一口サイズのチョコのことを「ボンボンショコラ」と呼ぶことが多いかもしれません。
ただし、必ずしもウイスキーである必要はありません。
実際に「ボンボンショコラ」は中身が詰め込まれているチョコレート全般を意味する言葉です。
中身の内容に限らず、チョコレートの中に何かが詰め込まれているものは「ボンボンショコラ」と呼ばれるということになります。
ウイスキーとは限らない!「ボンボンショコラ」のセンター
「ボンボンショコラ」の中身はウイスキーなどが定番とされます。
芳醇な香りのするウイスキーはチョコレートとの相性も抜群です。
実際にウイスキーが入ったものは「ウイスキーボンボン」などと呼ばれて愛されています。
ただし「ボンボンショコラ」の中身は必ずしもウイスキーとは限りません。
他のナッツ類やフルーツ類を入れることもしばしばです。
そのため、チョコの中に何かが入っていればそれはすでに「ボンボンショコラ」なのです。
由来は砂糖菓子の「ボンボン菓子」から
「ボンボンショコラ」は「ボンボン菓子」が語源とされます。
「ボンボン菓子」とは砂糖から作られた殻で具を包んだお菓子のことを言います。
もともとはアーモンドを包むものを「ボンボン」と呼んでいたとか。
それが転じて、昨今はナッツ類だけでなくフルーツ類を入れたものも「ボンボン」と呼ばれるようになったとされています。
それをチョコレートで包んだものという意味で「ボンボンショコラ」という名称が広まったのだとか。
「ボンボンショコラ」の誕生秘話
ここからは「ボンボンショコラ」の誕生秘話を見てみましょう。
「ボンボンショコラ」の発祥はベルギー
「ボンボンショコラ」はベルギーで生まれたお菓子とされます。
1912年、ベルギーにあるノイハウスの三代目店主が考案しました。
ノイハウスは現地でも名の知れたチョコレートメーカーのことです。
その三代目だったジャン・ノイハウスが「アーモンドを飴に絡ませてミルク状にしたものをチョコレートで包む」という手法を生み出したとされています。
それが美食家として知られるプララン侯爵に気に入られ「プラリーヌ」と命名されたのだとか。
そのため、現地では「ボンボンショコラ」よりも「プラリーヌ」という呼称の方が一般的かもしれません。
「ボンボンショコラ」は国によって呼び名が変わる!?
「ボンボンショコラ」は国によって呼称が変わります。
例えば、ベルギーでは「プラリーヌ」と呼ばれるのが主流です。
一方、スイスでは「プラリーネン」と呼ばれることもあります。
さらに、イタリアでは「プラリーナ〇〇」と呼ばれたりもするのだとか。
それでいて単なる「プラリネ」という呼称もあるなど「ボンボンショコラ」の呼称はややこしいのが特徴です。
大きく分けて2つある「ボンボンショコラ」
最後に「ボンボンショコラ」の種類について見てみましょう。
主に「ボンボンショコラ」には2つのタイプがあります。
シェルタイプ
「ボンボンショコラ」には殻を持つタイプがあります。
このタイプはシェルタイプと呼ばれています。
その特徴は殻に包まれていることにあるとか。
このタイプは通常のものよりも表面が硬めという特徴を持ちます。
コーティングタイプ
「ボンボンショコラ」にはチョコで覆うタイプもあります。
このタイプはコーティングタイプと呼ばれています。
その特徴はチョコに覆われていることにあるとか。
このタイプは周りをチョコレートに包まれているという特徴を持ちます。
まとめ
「ボンボンショコラ」は日本でも人気のチョコレートです。
日本ではウイスキーなどお酒の入った一口サイズのチョコを意味することが多いかもしれません。
しかし、これは中身が入ったチョコレート全般を言う言葉です。
そのため、チョコの中に何かしらのものが入っているのであればそれは「ボンボンショコラ」となるわけです。
そこは海外と日本で使い分けが必要ということを覚えておきましょう。