愛犬が最近甘えてくれないのは何故…?5つの理由と改善するための方法

以前はもっと甘えん坊だったのに、最近愛犬が甘えてこなくなった…と寂しさを感じている飼い主さんがいるのではないでしょうか。実は愛犬が以前のように甘えてこなくなったのには、理由があります。気にする必要のない場合もありますが、理由によっては愛犬との関係を見直した方が良い場合も。愛犬が甘えてくれなくなった理由と改善方法についてご紹介します。

以前はもっと甘えてきたのに…?

女性に抱かれて甘える犬

愛犬の態度に変化が感じられると、飼い主さんは不安になります。特に、以前はしつこいほど甘えてきたのに、最近はあまり甘えてくれなくなった場合などは、嫌われてしまったのかと不安や寂しさなどが押し寄せてくることでしょう。

愛犬に甘えられている時は「信頼されている」「好かれてている」と自信が湧きますが、甘えてくれなくなると、「なにか信頼を失墜するようなことをしてしまったのだろうか」とか「あの時の叱り方が悪かったのだろうか」などと、悪い要素を考えてしまいがちです。

しかし、愛犬が甘えなくなったように見える場合、その理由は悪いことばかりだとは限りません。まずは愛犬が甘えてくれなくなった正しい理由を分析し、理由によっては適切な対応をする必要があります。

愛犬が最近甘えてくれない理由

一人遊びして疲れた子犬

今回は、これまで甘えん坊だった愛犬が最近甘えなくなってきたという場合によく見られる理由と、愛犬との関係改善が必要なケースについての改善方法をご紹介します。

1.飼い主さんとの間に良い関係が構築された

「これまでのように甘えてくれなくなった」と感じてきたのが愛犬を家に迎えてから1年程度経った頃なのであれば、あまり心配する必要はないでしょう。

新しく迎えられ、環境や飼い主さんに慣れない不安から甘えていたものの、1年ほど経過して慣れてきたために、不安感が無くなってあまり甘えなくなったのかもしれません。その場合は、愛犬との間にしっかりとした信頼関係ができあがったと考えて良いでしょう。

また愛犬が成長して落ち着いた、さらには自立心が芽生えて飼い主さんとの間の適度な距離感が見つかったので、必要以上に甘えることがなくなったのかもしれません。この場合も、愛犬との関係性が悪化したわけではないため、心配する必要はありません。

2.甘え方が変わっただけ

以前のように積極的ではなくなったかもしれませんが、じっと飼い主さんを見つめるとか、静かに寄り添っているだけといったような、静かな甘え方に変わっただけかもしれません。この場合、愛犬が甘えていることに変わりはありません。

また、最近飼い主さんが結婚や出産をされたために、愛犬への関心が薄れてしまったように感じて、愛犬がすねているのかもしれません。

この場合は、甘えたい気持ちの裏返しで甘えられないのだと考えられます。心当たりがある場合は、愛犬への愛情が変わっていないということを積極的に示してあげましょう。

3.飼い主さんとの間の信頼関係が崩れた

最近、愛犬との間の信頼関係を崩すような出来事がありませんでしたか。

例えば、忙しくてあまりかまってあげられなくなった、散歩に行くふりをして動物病院に連れて行ったなどということがなかったでしょうか。

あるいは、愛犬の前で優柔不断な様子を見せた、強そうな犬を見てビビってしまったなどで、愛犬から「うちの飼い主さんは頼りないから、代わりに僕が守ってあげなきゃいけない」と思わせてしまったのかもしれません。

4.飼い主さんに対してマイナスのイメージを持たれてしまった

どんなに愛犬が飼い主さんのことを好きでいてくれても、肝心の飼い主さんが気分屋ですぐに怒ったり乱暴な行動をとることが多いと、愛犬は怖くて甘えられなくなるかもしれません。

また飼い主さんの生活習慣などが代わり、今までとは異なる行動をしたりニオイをさせたりするようになり、それが愛犬にとっては嫌で近づきたくなくなったのかもしれません。

例えば、酔ってしつこく絡んだり、タバコや強い香水の匂いをさせたりすると、愛犬から嫌がられることが多いです。

5.愛犬の体調の変化

愛犬が甘えなくなった理由が飼い主さん側にはなく、愛犬側に問題がある場合もあります。

例えば、愛犬の体調がよくなくて、甘えるどころではないのかもしれません。また加齢による筋力や気力の低下が原因なのかもしれません。

甘えなくなっただけではなく、食欲や体力などにも変化が見られるようであれば、動物病院で診てもらった方が良いかもしれません。

改善するための方法

飼い主をじっと見つめる犬

最近愛犬が甘えてくれなくなったと感じたら、愛犬との間になにか原因となりそうな出来事がなかったかどうかを振り返ってみてください。

そして、信頼を失ってしまうような態度を取ってしまったとか、愛犬への接し方が厳しすぎたとか、愛犬が嫌がるようなことをしてしまったなど、なにか思い当たる節が見つかった場合は、関係修復の努力をしましょう。

具体的には、毎日愛犬と向き合う時間を作る、感情に流されずに常に冷静で一貫した判断基準に基づいて褒めたり叱ったりする、飼い主さんの方から積極的にコミュニケーションを図る、騙すようにして愛犬が嫌がることをさせない、などです。

また、愛犬の成長に伴って甘え方が変わってきたり、飼い主さんとの距離感が変わってきたりした場合は、それを受け入れてあげることも大切です。飼い主さんは、愛犬の親になったつもりで成長を見守ってあげましょう。

まとめ

飼い主を不思議に思わせて笑っている犬

今まで甘えたがりだった愛犬が甘えなくなったのであれば、そこにはなにか理由があるはずです。

例えば、信頼を失ってしまうような出来事があった、愛犬を怖がらせてしまうようなことがあったなどです。もし心当たりがあるのであれば、信頼の回復を図ることで元のように甘えてくれるようになるでしょう。

しかし甘えなくなったのは、愛犬が成長し、自然と飼い主さんとの距離感が変わってきたり、不安な要素がなくなって必要以上に甘えなくても落ち着いて暮らせるようになった成果かもしれません。そのような場合は、飼い主さんは寂しくても親心で愛犬を見守り、現状の距離感を受け入れる必要があるでしょう。

また、愛犬の体調不良や加齢による体力・気力の低下が原因の場合は、速やかに適切な対処をすることも忘れないでください。

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