犬が『警戒していない時』にみせる5つの行動 可愛すぎる仕草や愛犬からの愛情表現とは

現代の飼い犬は家族の一員として大切に育てられています。また、そんな愛犬に対して、快適で安心しながら暮らしてほしいと願っている飼い主さんがほとんどです。犬は、必要以上に警戒しながら生活する必要がなくなりました。そこで今回は、犬が「警戒していない時」にみせる行動や可愛すぎる仕草について解説します。

犬が「警戒していない時」にみせる行動

リビングで寛ぐ家族

かつて一般家庭で飼われていた犬は、その殆どが番犬としての役割を担わされており、庭先や玄関などに寝床を与えられ、敷地内や家の中に侵入してきた不審者にいち早く気付いて家人に知らせたり、撃退したりする能力を請われていました。

元々犬は警戒心が強いのですが、番犬としての役割を果たすために、その頃の犬たちは警戒心を緩めることが許されない状況だったと言えるでしょう。また当時推奨されていた犬との接し方や飼い方も、犬の警戒心を緩めないためには適した方法だったと言えるかもしれません。

しかしその頃から半世紀程しか経過していない現代の犬たちは、家族の一員として家の中で一緒に暮らしているケースがほとんどです。番犬としてではなく、パートナーとして迎え入れられることが普通になった犬は、必要以上に警戒する必要もなくなりました。

そしてその結果、愛犬が心を開いて安心しながら暮らしているかどうかに気を配る飼い主さんが増えています。

そこで今回は、犬が「警戒していない時」にみせる行動について解説します。愛犬が警戒していないと分かったら、思う存分リラックスさせてあげてくださいね。

1.全身に緊張感を感じさせない

愛犬が警戒していないときは、全身に緊張感がなくリラックスしていることが一目瞭然です。全身のどこを見ても固さがなく、動きもゆったりとしてぎこちなさがありません。立っている場合は4本の足に均等に体重を乗せています。何かを気に掛ける様子もありません。

例えばお腹を見せている犬は警戒していないと思われがちですが、たとえお腹を見せていても、体を固くしている場合はそうではありません。不安でどうして良いか分からず、相手に敵対心がないことを示しながら警戒してじっとしているのです。

ただしお腹を見せ、体に緊張感がなく腰をくねくねとさせている場合は、警戒心がなく遊びたがっている状態です。まずは愛犬の体の緊張状態に敏感になりましょう。

2.お尻を飼い主の体につけたり背中を見せている

愛犬が飼い主さんの体にお尻をくっつけた状態でまったりしている姿や背中を見せた状態で寛いでいる姿は、とても可愛いものです。実はこれも、飼い主さんを信頼し、警戒していないというサインだと言われています。

そもそも犬が警戒している場合、その対象となる方向に顔や耳を向けて注視し、小さな音も聞き漏らすまいと集中します。それが、自分にとっては死角となる背中側に飼い主さんがいる状態でリラックスしているわけですから、警戒心のかけらもないことが分かります。

3.飼い主さんに寄りかかったまま寝ている

赤ん坊の脇で眠る犬

前章と似ていますが、こちらは明らかに寝ている状態です。

飼い主さんに寄りかかったまま寝ているということは、飼い主さんが体を動かさずにいてくれると信じている証です。飼い主さんのすぐそばで爆睡しているということは、飼い主さんが寝ている自分にはちょっかいを出さないと信じている証です。

これらの行動は、飼い主さんや家の中が愛犬にとって安全であり、全く警戒する必要がないと考えていることが分かります。これは、愛犬からの最高の愛情表現だと言えるでしょう。

4.体中を触らせてくれる

穏やかな性格の犬でも、体を触られることを嫌がる犬は多いものです。特にハグのように拘束され、思い通りに動けないいような状況になることを警戒します。

実は、ハグされるとストレス反応を示す犬は多いのです。

それでも、日頃のケアで体をくまなく触らせてくれる犬は、飼い主さんに対して信頼を寄せていて、自分にとって悪いことはしないと信じ、警戒していないサインだと考えられます。

5.ひとりで落ち着いて過ごしている

意外に思われるかもしれませんが、愛犬がひとりっきりで落ち着いて過ごせるという状況も、愛犬が警戒していないサインです。

家は安全な場所であり、待っていれば飼い主さんも必ず返ってくると信じているからこそ、犬はひとりでも落ち着いて静かに待てるのです。

愛犬がひとりでも落ち着いて過ごせるということは、飼い主さんと愛犬との間に、しっかりと愛情の絆が結ばれている証だと言えるのかもしれません。

飼い犬を警戒させないための接し方

公園でスキンシップを図る犬と飼い主

犬を警戒させないためには、飼い主さんを信頼し、一緒に暮らしている家の中が安全だと感じてもらうことが大切です。なぜなら、飼い主さんと生活環境を信頼していれば、警戒する必要がなくなるからです。

犬は賢い動物なので、過去の経験から「やって良いこと」と「悪いこと」を学習します。だからこそ、人間社会の中でも平穏に暮らしていくことができるのです。しかし、同じことをしても叱られたり褒められたりすると、どうして良いのかわからなくなり混乱してしまいます。

また飼い主さんが日頃から感情的に振る舞う方だと、信頼感を抱く前に恐怖感を抱いてしまいかねません。愛犬を混乱させたり怖がらせたりしてしまっては、信頼してもらえずに、愛犬を常に警戒し続けなければならない不幸な犬にしてしまうかもしれません。

そうしないためにも、して良いことと悪いことの基準をコロコロ変えず、感情的に怒ったり暴力を振るったりするのはやめましょう。さらに、犬の習性や特性を学び、愛犬の性格を把握して適切な対応を常に考えることも大切です。

どんなに忙しくても、毎日必ず愛犬とコミュニケーションを図る時間を作り、日々信頼関係を築いていけるよう心がけましょう。

まとめ

ひとりでも落ち着いて過ごす犬

愛犬の感情を読み取るためには、普段の行動をよく観察することが大切です。そして、何事もなくリラックスしている時の姿勢や耳、しっぽの位置、体の緊張状態などを把握しておくことが大切です。

犬はとても警戒心の強い動物ですが、飼い主さんのことを母犬のように信頼しています。そして、普段生活している家の中が安全な場所だと理解すれば、飼い主さんの前でも留守中でも、警戒せずに落ち着いて過ごすことができるのです。

そのためには、愛犬に「警戒していない時」の行動を常に見せてもらえるような環境作りを心掛けたいですね。

関連記事

犬は一緒に寝る人を選ぶの?その心理について解説
犬に依存してしまう人が持つ5つの特徴
犬が寝ている時にしてはいけない4つのNG行為
ただ歩いていただけなのに…可愛すぎる『当たり屋犬』に2万7000人悶絶「毎日当たってほしい」「横目で見てて笑う」と絶賛の声
犬が飼い主に『頭をこすりつける時』の心理5選

 
  1. 性別・年齢不明の乳児の2遺体 段ボール箱に入れ放置の疑い 38歳の女を逮捕 名古屋市・中区の集合住宅
  2. 【速報】経産省元キャリア官僚に懲役10年判決 睡眠薬飲ませて性的暴行した罪など 東京地裁
  3. サッカーの試合に犬が乱入!ボールを奪い嬉しそうだったが、抱えられて退場する姿がかわいすぎた!
  4. 「金正恩は民族の仇敵」と非難するビラ30万枚つけた風船を北朝鮮に飛ばす 韓国の脱北者団体
  5. 【速報】衆院東京15区補欠選挙 「つばさの党」事務所などを警視庁が家宅捜索 政治団体への公選法自由妨害の疑いでの捜索は異例
  6. 犬が不幸になる『甘やかし方』3つ 逆効果となる絶対NG行為とは?愛犬に与える悪影響まで
  7. あなただけのランドセルで6年間の思い出を!「ランドセル工房生田 受注販売会」開催中!
  8. 後輩職員に掃除機投げつけ、現金10万円要求などやりたい放題 消防職員・計4人が懲戒免職と停職に…
  9. 猫のなかでも『あまり毛が抜けない』と言われている品種8選 それぞれの特徴やお手入れ方法など
  10. アメリカ軍から攻撃される「戦艦大和」カラー映像を初確認・公開 アメリカ公文書館から入手 大分県宇佐市の市民団体「研究の1つの目標は達成できた」
  11. TBS ブルームバーグと戦略的提携 経済・金融ニュース配信
  12. 【脳トレ】「殺」の中に紛れて1つ違う文字がある!?あなたは何秒で探し出せるかな??【違う文字を探せ!】