■MLB ロッキーズ-ドジャース(日本時間28日 コロラド州 デンバー、クアーズ・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、2回の第2打席にタイムリーヒットで出塁すると、直後のM.ベッツ(31)の打席で二盗を決めてシーズン57盗塁に到達した。
これでイチローがルーキーイヤーだった2001年にマークした日本人最多記録(56盗塁)を超えて、23年ぶりに大谷が塗り替えた。ここまで本塁打53本の大谷は「53-57」に到達。
盗塁は7月24日(ジャイアンツ戦)から34回連続の成功で、それまで失敗は4度のため今季の盗塁成功率は驚異の93.4%に。
26日のパドレス戦では6回に決勝打となるタイムリーを放って出塁すると、二盗を決めて56盗塁をマーク。試合後にはイチローの記録に並んだことについて「もちろん憧れの選手でもありますし、数が並んだからといってそれが変わることはもちろんないので、引き続きチームの勝ちのためにしっかり走るところは走っていきたい」と話していた。
前日はパドレスとの首位攻防戦の最終戦で勝利し、ドジャースが3年連続の地区優勝を決めた。大谷は本塁打と盗塁はなしに終わるも、7回に決勝タイムリーを放つなど3安打1打点と勝利に貢献。この日の第1打席は、初球のシンカーを打って遊ゴロ。だが第2打席では1死一・三塁で3試合連続のタイムリーをマークすると、一度牽引球を挟むが2球目で盗塁を決めた。
◆MLB「40-40」以上【本塁打-盗塁】
1988年 J.カンセコ 42 - 40
1996年 B.ボンズ 42 - 40
1998年 A.ロドリゲス 42 - 46
2006年 A.ソリアーノ 46 - 41
2023年 R.アクーニャJr. 41 - 73
2024年 大谷翔平 53 - 57 ※残り2試合