28日午前9時、フィリピンの東の海上の熱帯低気圧が台風18号になったと気象庁が発表しました。今後、沖縄周辺から東シナ海を北上して九州方面と進む可能性が出てきています。27日には台風17号が発生し、関東方面に向けて北上する見込みです。
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台風17号 関東地方に影響は?
気象庁の発表(28日12時45分)によると、台風17号は、小笠原近海を
1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の北東側330キロ以内と南西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風の中心は、29日0時には小笠原近海の北緯22度20分、東経141度50分を中心とする半径85キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。
29日12時には小笠原近海の北緯24度10分、東経140度05分を中心とする
半径120キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は998ヘクトパスカル
中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。
台風17号はあまり発達しない見込みで、本州に近づいても影響が小さくすみそうですが、今後の情報にはご注意ください。
台風18号 「強い台風」になる見込み
気象庁は28日9時、フィリピンの東の北緯18度30分、東経125度00分において、熱帯低気圧が台風第18号になったと発表しました。
台風は1時間におよそ15キロの速さで南西へ進んでいます。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心から半径390キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風の中心は、24時間後の29日9時にはフィリピンの東の北緯19度00分、東経124度30分を中心とする半径95キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。
48時間後の30日9時にはフィリピンの東の北緯19度55分、東経123度05分を中心とする半径155キロの円内に達し、強い台風になる見込みです。
中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されます。
予報円の中心から半径210キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
72時間後の1日9時には沖縄の南の北緯21度05分、東経122度20分を中心とする半径220キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルが予想されます。
風速25メートル以上暴風域を伴って、沖縄の先島諸島に近づくおそれがあります。今後、沖縄では荒れた天気になる可能性があり、情報に注意が必要です。