債権の回収に関して、裁判所で行われた財産の開示手続きでうその陳述をしたとして、指定暴力団松葉会会長の男が警視庁に逮捕されました。
民事執行法違反の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団松葉会会長の伊藤義克容疑者(77)です。
伊藤容疑者は去年12月、裁判所で行われた自身の財産開示手続きで、実際には金融機関の口座に預金があったにもかかわらず、「ない」とうその陳述をした疑いがもたれています。
警視庁によりますと、伊藤容疑者が連帯保証人となっている法人があり、債権回収会社が返済を求めていました。
この会社が手続きの後に調べたところ、別の金融機関の伊藤容疑者名義の口座に預金があり、警視庁に告発したことから犯行が発覚しました。
警視庁は捜査に支障があるとして、伊藤容疑者の認否を明らかにしていません。