震度6強地震から2日…小中学校の多くが再開も給食はレトルトカレー、うどん提供も食器はスプーン
青森県で震度6強を観測した地震から2日。八戸市では10日、ほとんどの学校が再開し、無事に登校できた一方、給食はレトルトカレーとなりました。
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観光客が多く訪れる八戸市の市場。名物は、小分けされた魚介類のパックを購入して自分好みで作る「朝食」ですが…。
JNN取材団 高柳光希
「普段は平日でも朝ごはんを食べにくるお客さんで賑わっているということなんですが、地震の影響か、きょうは閑散としています」
お客さんの数はまばら。観光客の減少に加え、“別の事情”もあるといいます。
関川商店 関川浩充 店長
「一般の人も来るんだけど、小売りのお店屋さんが来るんですよ。その人たちも結局、居酒屋さんとかもキャンセル入ったりするから」
目に見える被害だけでなく、経済面や学校生活にも影響を与えた今回の地震。
きのう臨時休校となった八戸市内の小中学校。きょうから、ほとんどの学校で再開となりました。
八戸市立根城中学校 加藤彩子 教頭
「いつもと変わらない様子で登校してきてくれて、廊下であった子に『どうだった』と聞いたら、『大丈夫でした』と言ってくれる子いたので安心しました」
生徒達は無事、登校できましたが…。
JNN取材団 藤井響樹
「八戸市内の給食センターが地震後の設備点検で給食が作れないため、きょうはレトルトカレーが提供されます」
給食センターが稼働していないため、昼食はレトルトカレーに。温かいうどんと一緒に提供されましたが、災害対策のために備蓄していたのが“箸”ではなく、“スプーン”だったため、生徒たちは食べるのにも一苦労です。
生徒
「食べるの諦めそう」
なかには食べやすいように麺をスプーンで切る生徒もいました。
教師も、この事態は想定外だったといいます。
教師
「私もご飯で出ると思っていた。こどもたちには『箸をもってきてください』という連絡が出来ていない状態だったので、非常事態というのはこういうこともあるので、これも経験・勉強かな。やっぱり、あたりまえの日常がありがたいと感じてしまいます」