日本から半世紀ぶりにパンダがいなくなる…双子パンダ中国へ返還 16日から観覧は“1分制限”
双子パンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」。来月の中国返還を前にひと目見ようと、東京・台東区の上野動物園には開園前から1600人ほどが行列を作りました。
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きょうからパンダの観覧には、ひとり1分程度の時間制限が設けられています。
「出てきた!出てきたよ」
わずか1分の観覧時間、みなさん、かわいい瞬間を捉えようと写真撮影に夢中です。
来園者(横浜から)
「本当に可愛くて、いいビデオも撮れて楽しかったです。パンダが日本にいなくなってしまうことが、とても残念だと思います」
手袋にハンカチ、全身パンダコーデの女性は涙ぐんでいました。
来園者(仙台から)
「一番はありがとうで、元気でねって。お嫁さんやお婿さんを見つけて赤ちゃんを産んで、その子どもたちがまた上野に来てくれるとすごく嬉しい」
2頭が返還されれば、およそ半世紀ぶりに国内からパンダがいなくなります。
こちらは上野動物園近くのカフェ。月におよそ600杯出るというパンダパフェを提供しています。
お客さん
「かわいい。SNSにあげます」
一番人気だというパンダパフェ。今後どうなるのでしょうか?
BLUE LEAF CAFE 木村可琳 店長
「お店としてもパンダパフェを主力としていますので、影響がもしかしたらあるんじゃないかという懸念があります。一番人気商品でもあるので、継続していこうかと考えています」
15年間、毎日上野動物園に通いパンダの写真を撮っている、大人気ブログ「毎日パンダ」を運営する高氏貴博さんは…
ブログ「毎日パンダ」を運営 高氏貴博さん
「とても寂しい思いでいっぱいです。これからはパンダは不在ですが、上野動物園には引き続き通ってレッサーパンダなどを撮っていこうかなと思っています。近い将来また新たなパンダが日本に来てくれると信じて」
パンダの観覧は来月25日までとなります。