津田健次郎さんが動画削除求めTikTokを提訴 東京地裁 「パブリシティ権を侵害」 氏名不詳のアカウントが声を模倣したナレーション付きの動画投稿
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-05-23 09:40
生成AIで自身の声を無断で模倣した動画が公開されているとして、人気声優の津田健次郎さんが、動画共有アプリ「TikTok」を運営する会社を相手取り、動画の削除を求める訴えを東京地裁に起こしたことが分かりました。
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“声模倣”動画の削除求め 津田健次郎さんが提訴
津田健次郎さんは、人気アニメ「呪術廻戦」の七海建人役などの声優や、TBSテレビ日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」のスポーツ紙記者役など俳優としても活躍していて、低音で渋みのある声が特徴です。
訴状によりますと、「TikTok」で2024年7月以降、氏名不詳のアカウントが、生成AIを使って津田さんの声を無断で模倣したナレーション付きの動画180本以上を公開。
津田さん側は、これらの動画が著名人が持つ経済的価値を自分で利用する「パブリシティ権」を侵害しているなどと主張して、「TikTok」を運営する会社に動画の削除を求めています。
TikTok側「侵害していない」 訴えを退けるよう求める
提訴は去年11月で、津田さんの代理人によりますと、「TikTok」側は、動画のナレーションは「普遍的な男性の声」で、「パブリシティ権は侵害していない」などとして訴えを退けるよう求めているということです。
損害賠償が認められるケースを明確にするため検討会設置
生成AIで作成される動画や画像をめぐっては、著名人の顔や声などが無断で使用されるケースが相次いでいて、「パブリシティ権」や「肖像権」などを侵害していると指摘する声が上がっています。
こうしたことから法務省では今年4月、顔や声が無断で使用された生成AI動画などを作成した場合に損害賠償が認められるケースを明確にするための検討会を設置し、議論を進めています。