高市総理「有料会員になろうと思わない」 “中傷動画”めぐり文春が有料サイトで新たに音声公開…野党の追及に「有料の音声は聞けない」【news23】
高市総理が4日、国会の審議に出席し、誹謗中傷動画についての一部報道をめぐり、野党の追及を受けました。週刊文春が有料サイトで新たに公開した音声の確認を求めた野党に対し、高市総理は「有料会員になろうと思わない」と答弁しました。
【写真を見る】補正予算案が可決され、自民党控え室ではハイタッチで迎えられた高市総理
総理「有料会員になるのは拒否」“中傷動画”めぐり週刊文春は新たに音声を公開
物価高対策や消費減税などをめぐり、論戦が繰り広げられた4日の衆議院・予算委員会。
その最中、高市総理が語気を強め、頑なに拒んだのは、「文春オンライン」の有料会員になることです。
高市総理
「有料会員に私になれということであれば、それはできません。有料会員になること自体、私は拒否いたします」
2025年の自民党総裁選や2026年の衆院選の際に、高市総理の陣営が他の候補者を誹謗中傷する動画を作成していたとする週刊文春の報道。高市総理はこれまで一貫して関与を否定してきました。
立憲民主党 森裕子 参院議員(5月11日 参院・決算委)
「高市さんの公設第一秘書から頼まれて、大量の(誹謗中傷する)動画を作成し拡散したと」
高市総理
「そのような動画を作成・発信することは一切行っていないと報告を受けています。週刊誌の記事を信じるか、秘書を信じるかというと、私は秘書を信じます」
動画を作成したとされる男性とは、総理自身も公設秘書も“面識がない”とした上で、ショートメッセージやオンライン会議などでやりとりが行われた記録もないと答弁してきました。
しかし、週刊文春は新たに秘書と動画作成者のやり取りだとする音声をオンラインで公開。野党からは事実確認を求める声があがりました。
審議ストップの要求も…委員長は「テレビ中継」を理由に音声確認を拒否
中道改革連合 伊佐進一 衆院議員
「音声が(秘書)本人かどうか確認してほしいとお願いしていましたが、結果はいかがだったでしょうか」
高市総理
「委員の質問通告を見たのが今朝3時半くらいだったかと思います。確認しようと思いましたら、これ会員制の有料オンラインなんですね。こちらの言い分は関係なく、私の面識のない方の言い分をイメージ操作をして、報道してこられたそこの有料オンライン会員になろうとは思いませんでした。結論として、今朝までに確認することができませんでした」
“有料会員になりたくない”として、音声を「確認できなかった」と答えた高市総理。
中道改革連合 伊佐 衆院議員
「何のための事前通告ですか。『有料だから確認できません』はちょっと総理の発言として、もっと本当は事務方がちゃんと準備しなきゃいけないし、何なら私今持ってますので、ちょっと1回見ていただいて、聞いていただいて、1回休憩していただきたい」
野党側は委員会を休憩にし、総理に音声が秘書のものか確認させるよう委員長に求めますが…
坂本哲志 予算委員長
「ここで休憩、あるいは音声を聞くことはできません。そして、これはテレビ中継やっております」
委員長はテレビ中継などを理由に拒否。野党は昼休み中に音声を確認し、午後の審議に臨むよう求めました。
追及は明日も…自民党内からも手厳しい声「同じ手は使えない」
そして再開された午後の審議。
中道改革連合 長妻昭 衆院議員
「音声データを聞ける状態でお渡ししておりますが、真偽はお分かりになりましたか」
高市総理
「有料のものを他人に聞かしてはいけないという規約に抵触してはいけないと思い、文字おこしをしてもらいました」
あくまで“有料の音声”は聞かないという高市総理。文字おこしで内容は把握したものの、秘書本人の声かどうかは断言できないと話しました。
中道改革連合 長妻 衆院議員
「文春の確認をとっておりますので、録音して、特別なので提供していいと、総理に。そういうことで提供したわけで、明日も参議院の方で野党が質問しますので」
4日夜、衆議院本会議で今年度の補正予算案が可決され、各党への挨拶回りに向かった高市総理。
自民党の控え室では、ハイタッチで迎えられましたが、4日の総理の答弁をめぐっては党内からも手厳しい声が聞かれます。
自民・閣僚経験者
「午前中の総理の答弁はひどかった。進んで疑惑に答えようとしていない」
自民・ベテラン議員
「明日の委員会では、同じ手は二度使えないからね」
中道改革連合は、今後の総理の答弁次第では秘書の参考人招致を求めるとしています。