相次ぐ“ポケカ”窃盗 高額取引“レアもの”が被害 背景に「闇バイト」犯罪集団の資金洗浄に悪用か【Nスタ解説】
“レアもの”は25億円で落札されたこともあるという「ポケモンカード」。窃盗の被害が相次いでいます。防犯カメラが犯行の様子を捉えていました。
【写真を見る】25億円で落札された“レアもの”ポケモンカード
防犯カメラがとらえた一部始終 高額取引の“レアもの”「ポケカ」
茨城県守谷市にあるトレーディングカード専門店の防犯カメラ映像。
営業時間後の午前3時すぎ、暗くなった店内に1人の人物が。足早に奥へ進むと、ショーケースの前で腕を振りかざしているように見えます。
そして、リュックに次々と商品を入れていくと、そのまま逃走しました。
直後に撮影された写真からは、入り口のガラスは割られ、ショーケースも粉々になっていることが分かります。
リュックに次々と入れられていたのは「ポケモンカード」です。
1996年に販売が開始されると、世界中のファンを夢中にさせてきました。
いわゆる“レアもの”は高額で取り引きされていて、このカードはアメリカの競売で25億円で落札されました。
「コツコツ積み上げてきたものが一気に奪われた」ほかのカードには目もくれず…
店内にはポケモンカード以外のカードも。ところが、そうした他のカードには目もくれず、犯人は一目散に高額なポケモンカードが陳列されたショーケースに向かっています。
責任者
「(ショーケースの)上の段に行くほど、高額なものが並んでいた。上段に関しては全て盗られていました」
店に入ってから出るまでわずか32秒。あらかじめ、狙いを定めていたのでしょうか。
店側が盗まれたと訴えるのは、カードが複数枚入ったポケモンカードボックス、あわせて13点。高いものだと1箱約50万円で取り引きされるものだといいます。
責任者
「お客様と信頼関係を構築して商品を買取して、それを販売するということをやっている。コツコツ積み上げてきたものを一気に奪われてしまった」
「ポケカ盗むよう指示されていた」と供述も 背景に“闇バイト”か
日比麻音子キャスター:
警視庁によると、考えられるのは「闇バイト」だということです。
過去には逮捕された男が、SNSの闇バイトに応じ「ポケモンカードを盗むよう指示されていた」と供述する事件も起きていたということです。
一体、なぜ、どのように使われているのか。
犯罪集団の資金洗浄、いわゆる「マネーロンダリング」などに悪用されている可能性があり、カードを“汚いお金”で購入し、そして転売をすることで、資金洗浄をしている可能性があるといいます。
カードの販売会社の中には、購入時にマイナンバーカードで本人確認をするシステムの導入を検討しているところもあるということです。