なぜ?吉祥寺にある井の頭公園の池が抹茶色に…「どうしてこうなった?」驚くような色彩 世界の自然現象【Nスタ解説】
いま、東京・吉祥寺にある人気スポット「井の頭公園」の池が、抹茶色になるという現象が起きています。一体なにが起きているんでしょうか?
なぜ?井の頭公園の池が“抹茶色”に染まる謎
山形純菜キャスター:
東京・武蔵野市と三鷹市にまたがる「井の頭恩賜公園」の4万2000平方メートル近くある池の色が抹茶色になっており、2026年になって顕著になったそうです。
京都大学・生態学研究センターの中野伸一教授によると、「景観は大きく損ねるが、見ている分には人体に影響はない」ということです。
ただし、集積した植物性プランクトンが腐ると悪臭を放つため、そうなる前に対処すべきだといいます。
対処するためには、一度池の水を全て抜き、(植物性プランクトンの)エサとなる成分を泥の中から減らすしかないといいます。
井の頭恩賜公園でも以前、池の水を全て抜く作業は行われていましたが、その作業と費用は大がかりなものとなります。
井上貴博キャスター:
専門家によると、池の水を抜く作業は一年に一度は行った方がよいとのことですが、それには費用がかかるため、自治体としてどう対応するのかを考えないといけないと思います。
青く光る海に“七色”の温泉!?微生物が作り出す色彩の自然現象
山形キャスター:
世界には「どうしてこうなった?」と驚くような色彩の自然現象があちこちに存在しています。
静岡・沼津市の海で撮影された映像では、夜、海面が青白く光っている様子が確認できます。
この正体は、「夜光虫」と呼ばれる海に住んでいるプランクトンです。
光る理由は諸説あるそうですが、プランクトンは強い光を出すことで身を守っているとのことでした。
あわしまマリンパークによると、様々な条件が揃うとよく見ることができますが、夜光虫が増えた原因は、4月のまとまった雨の影響で豊かな土壌が海に流れ込んだことなどによってプランクトンが増えたとみられています。
見ている分には非常に綺麗な光景ですが、増えすぎてしまうと漁業関係者の方たちにとっては厄介な存在だといいます。
このように、プランクトンなどの微生物によって水の色が変わって見える場所は世界にもあります。
アメリカのイエローストーン国立公園内には、「グランド・プリズマティック・スプリング」という温泉があります。
中心の深い青から緑、黄、橙とグラデーションになっています。
肉眼では見えない微生物が無数に集まったことで色の塊のように見えています。温度によって住む微生物が異なるため、微生物のもつ色素によって色が変化しているといいます。(米国国立公園局 NPSによると)
雪がとけて奇跡の出現 ペルーの絶景 “レインボーマウンテン”
山形キャスター:
続いて、ペルーのアンデス山脈にある“レインボーマウンテン”と呼ばれている絶景です。
赤や緑、黄など色鮮やかな縞模様の山肌が美しいのが特徴です。
現地のツアー会社HPによると、「10年ほど前から観光地として知られるようになった」とのことです。
米・科学誌「スミソニアン・マガジン」によると、近くに住む人たちは「以前は山が雪の下に埋もれていたが、地球温暖化で雪が解け、下から鮮やかな山が現れた」とのことで、この絶景を見に来る人が増えたそうです。
まるで別世界!空が真っ赤に染まる怪現象
山形キャスター:
最後は、オーストラリア・シャークベイの空で起きた現象です。
2026年3月に撮影された映像では、周囲一帯が血のように真っ赤な色に染まる衝撃的な光景が目撃されました。
もちろん、AIもカメラのフィルターも一切使っていません。
この赤い色の正体は酸化鉄(サビ)だそうです。
そもそもシャークベイ地域の地質には、鉄分が多く含まれており、赤茶色でした。
それが、2026年3月当時に近づいていたサイクロンによって巻きあがり、赤い砂ぼこりとなって舞い上がったといいます。
なおかつ砂埃が太陽の光と入り交じり、これほど真っ赤な光景を作り出し、1時間ほどこの状況が続いたそうです。