フランス“26万人”デモ参加 「廊下にネズミ」止まない学生たちの抗議の声 政府姿勢に落胆の声【news23】
フランス全土では、教育環境の改善を求め、高校生らあわせて26万人が参加する大規模なデモが行われました。政府は学生たちに寄り添う姿勢を見せていますが、事態は収まるのでしょうか。
【写真で見る】「状況変わるまで声あげていく」26万人参加 デモの様子
26万人デモ参加…止まない学生たちの抗議の声
この日も、学生たちが声をあげていました。
学生たち
「警察がきらい」
8日、パリ市内にある学校前を生徒らが封鎖。駆けつけた警察と衝突しました。
そんな現場で、警察に囲まれながら踊る学生も…
フランスでは9月中旬から、高校生たちによる抗議デモが続いています。
記者
「今、石やガラス瓶が警察官に向かって投げられています」
6日に各地で行われたデモには、これまでの最大規模となる約26万人が参加しました。
高校生たちが声をあげる理由は…
高校生
「私たちの学校はインフラが破綻している。古い校舎で、暖房の管理も不十分」
「廊下にはネズミがいて、壁が崩れ、教師も足りない。数学の先生が6か月もおらず、耐えられない」
デモの参加者は、教員不足や校舎の老朽化などの改善を訴えているほか、教育予算を削減する政府に反対の声をあげているのです。
デモ暴徒化も…6000人以上が拘束
一部では、デモが暴徒化。
現地メディアによれば、これまでに6000人以上が拘束され、その大半が前科のない未成年だということです。
こうした事態を受け、政府は…
ルコルニュ首相(7日)
「来年度の教育予算を増額させ、640億ユーロ(約11兆3000億円)規模になる」
また、「授業時間の見直し・校舎の老朽化対策」について協議し、10月末には具体的な方針を示すとしています。
ただ、学生たちからは、「10月末に具体的な方針を示すというのは、ただの時間稼ぎにしか思えない」、「状況が実際に変わるまでは声をあげていく」など、政府の対応に落胆の声が多く上がっています。
8日も各地で大規模なデモが呼びかけられていて、収束の兆しは見えていません。