エリカは小さくてかわいい花を咲かせる植物です。
これらエリカは荒野でも咲くことのできる逞しい植物です。
そんなエリカにはその姿から付けられた花言葉もあります。
では、どのような花言葉があるのでしょうか?
今回はそれらエリカという植物について解説します。
特に花言葉はもちろん人名のようなエリカの名前の成り立ち、その他の特徴についてもまとめます。
エリカとは?
まずはエリカがどのような花なのか、その特徴をまとめます。
特徴
エリカはツツジ科エリカ属に分類されている植物です。
葉は短く、細い針のような形状をしているのが特徴です。
花は小さく、壺のような形状をしているのが特徴となります。
これらエリカは非常に丈夫な植物で荒野などでも育つという逞しい性質を持っています。
実際に園芸でも育てやすいとされ、人気を集めています。
日本ではあまり聞かない花かもしれませんが、園芸の世界では有名です。
開花時期
エリカの開花時期は10月~6月前後となります。
寒さに強い品種が多いため、秋から冬にかけて咲きます。
その先方も少し特殊で1本の木から多くの枝が生え、そこに釣鐘状の花を咲かせるのが特徴です。
花色に関してはピンクや赤、白や黄など多種多様です。
どれも控えめで慎ましく、可愛らしい花と言えます。
原産
エリカの原産はヨーロッパやアフリカなどです。
実際にヨーロッパやアフリカでは自生する姿見られます。
特に西洋ではエリカが荒野に自生するなど、見た目とは裏腹に逞しい植物となっています。
エリカという名前
ここからはエリカという名前の成り立ちについてまとめます。
エリカの名前の由来
エリカという名前は学名がそのまま名前とされています。
実際にエリカの学名は「Erica」とそのままです。
これはラテン語でほうきを意味する「Eric」にちなむとか。
かつてはエリカの仲間であるカルーナという植物からほうきが作られており、そこから転じたと考えられています。
一見すると人名のような名前ですが、ほうきから来た名前だったわけです。
「荒野」を意味する名前で呼ぶ国もある
エリカは荒野に自生する姿を見られることで知られます。
そのため、イギリスやドイツなどでは「荒野」を意味する「Heath」「Heide」などという名前で呼ばれることも多いです。
ちなみに、日本では栄寿と呼ばれることもあります。
このように国によってその名前も違ってきます。
エリカの花言葉
最後にエリカの花言葉についても見ておきましょう。
全般的な意味の花言葉
エリカの花言葉は「孤独」「寂しさ」などがあります。
どちらかというとエリカの花言葉には暗めの印象のものが多いかもしれません。
これは英名のヒースから来たものだとされています。
事実、西欧には植物が育ちにくい荒野広がる地域があります。
そんな荒野でも咲き誇る花、それがエリカなのです。
それら荒野で寂しく孤独に咲く姿から「孤独」や「寂しさ」などの花言葉が生まれたとされています。
品種による花言葉
エリカは品種によって花言葉も変わってきます。
事実、エリカは30種類以上の品種があるそうです。
ここからはその中でも代表的な品種の花言葉を見ていきましょう。
ジャノメエリカの花言葉
エリカのジャノメエリカという品種には「博愛」「幸運」「裏切り」などがあります。
この品種は数ある品種の中でも屈指の耐寒性を誇る品種です。
それでいて黒い葯が見えるのも特徴と言えます。
ちなみに、葯とは花粉が入った袋のことです。
それらジャノメエリカの見た目などからこれらの花言葉が生まれたとされています。
スズランエリカの花言葉
エリカのスズランエリカという品種には「幸運」「幸せな愛」などがあります。
その名の通り、こちらの品種はスズランに似た花を咲かせるのが特徴となっています。
その見た目から付けられた花言葉が多いです。
クリスマスパレードの花言葉
エリカのクリスマスパレードという品種には「博愛」「謙遜」「心地良い」などがあります。
この品種はクリスマスらしさ溢れる筒状の長い花を咲かせるのが特徴となっています。
そのクリスマスらしさから付けられた花言葉が多いです。
まとめ
エリカは1本の枝にたくさんの花を咲かせる植物です。
その見た目とは裏腹に、荒野でも咲くという特性を持ちます。
そこから付けられた花言葉も多いのが特徴です。
ただし、全般的な花言葉には「孤独」や「寂しさ」などがあり、少しネガティブな印象を受けるかもしれません。
その一方、品種によってはポジティブなものもあるので、プレゼントする際には品種で選びましょう。