「酢橘」という漢字、あなたは読むことができますか?「酢」という漢字が含まれていることから、酸っぱいモノなのかなぁと想像が付きますが、一体何のことなのでしょうか。
基本の読み方
まずはそれぞれの漢字の読み方を見ていきましょう。両方とも普段から目にすることの多い漢字ですよね。
カタカナは音読み、ひらがなは訓読み(送り仮名)です。
酢・・・サク、ソ、す、す(い)
橘・・・キツ、たちばな
「橘」は「柑橘(かんきつ)」の「きつ」だったのですね。酸っぱい柑橘・・・と言えばあの食べ物では!?
正しい読み方は・・・
正しい読み方は「すだち」でした!香りが高く酸味が高いことが特徴で、ビタミンCやクエン酸などが豊富に含まれています。
すだちは元々食酢として用いられており、「酢の橘(たちばな)」と呼ばれていたものが「酢橘」になったんだそう。すだちの果汁を絞って、焼き魚や豆腐と一緒に食べたり、お酒に入れて飲んだり、幅広く親しまれていますよね。
よく似ている柑橘類として「香母酢(かぼす)」と間違われることもあるのですが、実はサイズも味も異なるものなのだとか。詳しくはこちらに掲載されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。