値上げ続くキャットフード…「愛猫の健康」と「予算制約」の間で悩む飼い主たち カナダ

2025-04-07 06:00

値上げが続くキャットフード。カナダの飼い主たちは、愛猫に健康的なご飯を与えたい気持ちと家計費の圧迫との間で悩んでいます。関係者は、安価な代替品やペット保険を賢く利用するよう呼びかけています。

猫の健康を考え、高いウェットフードに切り替え

餌を食べる猫

画像はイメージです

愛猫Lilyが15歳になるまで、Cindy Marquesさんはドライフードを与え続けてきました。いつでも皿の中にご飯が入っているので、Lilyは好きなときに食べていたのです。

しかし高齢になるにつれて、腎臓や肝臓の不調に加え、肥満が見られるようになりました。そこで彼女は、時間を決めて与えることのできるウェットフードに切り替えることにしたのです。費用は以前よりかかりましたが、猫の健康のためには効果的でした。20歳近くになったLilyは減量に成功し、以前のように活動的になったといいます。

「うれしい変化でした。お金は余分にかかりましたが、その価値はありましたね。愛猫の寿命を延ばすことができたと信じています。すごく活発になったのです」というCindyさんです。

飼い主にとって愛猫に健康的で費用対効果の高いフードを与えることと、財政上の負担を増やし過ぎないこととは、相反する大問題です。ペットフードの価格はますます上がり続けているし、獣医費用など健康に関連するそのほかの経費も上昇しているからです。

Cindyさんはファイナンシャルプランニング会社を経営しており、その立場から「それぞれの飼い主が自分の状況に適した選択肢を選ぶべきです」と話します。

「食事にお金がかかりすぎる場合は、生食フードのような値の張るものや、健康効果をうたった高額なフードは避けるべきです。飼い主ならだれでもペットに最高のものを与えたいと思うのは当然ですが、そのために借金をするようなことがあってはいけません。いずれにしても、猫の健康とお財布事情との線引きは難しい問題ですね」

ペット必需品の価格が上昇中

買い物袋に入り込んだ猫

画像はイメージです

オンラインペットケアサービスの「Rover.com」が発表した2024年の報告書では「ペット用の商品やサービスのコストが、人間の食料品や日用品よりも上昇している」と答えたカナダの飼い主は50%以上でした。とくにペットフードの価格上昇が大きな経済的負担となっており、次いでおやつやおもちゃ、獣医費用となっています。

この報告書によると、キャットフードは前年同月比で120%値上がりしたものもあるといいます。

Toronto Humane Societyは2024年、ペットのフードバンクを通じて1万以上の飼い主にフードを配りました。ペットフードバンクでは、経済的困難に直面している飼い主に寄付で集まったフードを無料で提供しています。

同団体の地域動物福祉担当ディレクターLauralee Dorstさんは、「特定の病気を抱えるペット向けの療養食のコストが大幅に上昇しています」と話しています。

「財政事情が問題なら、獣医師に相談すべきです。獣医師は最高級品でなくても、特定の症状に適した代替品を勧めてくれるかもしれません。もっと安価に購入できるサプリメントについてもアドバイスがもらえるはずです」というLauraleeさん。

保険加入の検討も効果的

ニンジンをかじる猫

画像はイメージです

Lauraleeさんは「ペット保険への加入」を勧めています。ペット保険の中には、犬や猫が将来必要になるかもしれない処方薬の費用をカバーしてくれるプランもあるからです。

「ペットにご飯を与えすぎるのは、トラブルのもとです。フードの袋に書かれた内容をよく読み、体重が増えてきたら獣医のアドバイスをもらうことも必要です。個々のペットは体質も活動量も異なるからです」というLauraleeさん。

「愛するペットに最高のものを与えたいのは飼い主の当然の心理です。でも賢く行動することが肝心です。あなた自身が高価なオーガニック食材だけを食べ続けるのは無理だと感じているのに、ペットのためには借金をしてでもそうしたいとしたら…あまり合理的とはいえませんね」

愛猫の健康と家計管理の両立は、飼い主にとって難しい課題のようですね。

出典:As pet food prices rise, prioritizing health and costs can be a 'tricky balance'

関連記事

猫が他の猫の首を噛む理由と止めさせる方法
爪切りをしようとしたらブチぎれていた『最恐の保護猫』が、おとなしくなった方法とは?…驚きの光景が7万再生「グッときた」「すごい」の声
猫が声を出さずに鳴く「サイレントニャー」の心理
寝ている飼い主さんの元へやって来た猫→距離感が掴めなくて…『まさかの瞬間』が390万表示「本当に猫は読めないw」「クリティカルヒットw」
『保護されたアトピー持ちの猫』をシャンプーしたら、お湯の色が…思わず感動の『劇的なビフォーアフター』が489万再生「凄すぎる」と絶賛

  1. 「通報中に追突された」高速で車3台絡む多重事故 46歳女性死亡 2台が横転、水たまりでスリップか 午前3時現在も通行止め 規制解除のめどたたず
  2. 京都のイタリアン「ダニエルズ」が旬のフルーツを楽しむ夏季限定フェアを開催
  3. 歴史的な円安水準1ドル=162円台 片山さつき財務大臣が為替介入の可能性について触れるも市場の反応は限定的
  4. 紀伊國屋書店 武蔵小杉店で「アンベビマーケット」開催
  5. 【元AKB48・倉持明日香】プロレスのリング上で結婚を電撃発表!レスラーも崩れ落ちるサプライズ
  6. 袴田巌さんの姉・ひで子さん 仏パリでの国際会合に参加“死刑廃止を訴え”日本の司法制度の課題も「再審は開かずの扉だ」
  7. 7月値上げ2500品目以上 中東情勢悪化に伴う資材価格の高騰が影響 夏の値上げラッシュ続く
  8. 中国で「民族団結進歩促進法」が施行 少数民族への統制さらに強化の懸念 海外での言動も処罰の対象に
  9. トランスジェンダー選手の女性競技への参加禁止を容認 米最高裁 トランプ大統領は「大勝利」と歓迎
  10. 大成農材、ミニトマトの旨みを活かしたジェラートとシャーベットを7月1日発売
  11. 食品表示印刷がAI機能を追加し、ラベル作成業務を効率化
  12. 米・イラン代表団が仲介国カタール到着も「直接協議の予定なし」 カタール側が明かす