「御強」という漢字、あなたは読むことができますか?「強」という漢字に、丁寧な意味に用いられる「御」が付いているこちらの言葉。一体何と読むのでしょうか。
基本の読み方
まずはそれぞれの漢字の読み方を見ていきましょう。普段からよく使う漢字ばかりですね。
カタカナは音読み、ひらがなは訓読み(送り仮名)です。
御・・・ギョ、ゴ、おん、お、おさ(める)、み
強・・・キョウ、ゴウ、つよ(い)、つよ(まる)、つよ(める)、し(いる)、あなが(ち)、こわ(い)、したた(か)、つと(める)
読み方からは、何のことを指しているのか見当が付きません・・・
正しい読み方は・・・
正しい読み方は「おこわ」でした!もち米を蒸して作る、あの“おこわ”のことです。このような漢字を書くとは驚きです。
昔はもち米が高価だったため、特別な日に食べられる「強飯(こわめし・こわいい)」と言われていました。宮中に仕える女官が「強飯」のことを「おこわ(御強)」と呼んだことが語源になっているんだそう。山菜おこわや栗おこわなど今では様々な種類を楽しむことができますよね。東日本では端午の節句に、ちまきとしても食べられています。詳しくはこちらにも掲載されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。