白くてプルプルのデザート、それが「ブランマンジェ」です。
中でもこれは砕いたアーモンドからアーモンドミルクを抽出して牛乳に香りを付けて作るスイーツの一種を言います。
しかし、似たようなお菓子もあってこんがらがりやすいです。
そこで今回は「ブランマンジェ」について詳しく解説します。
併せて似たようなスイーツとの違いについても説明します。
「ブランマンジェ」とは
まずは「ブランマンジェ」について見ていきましょう。
「ブランマンジェ」はこんなデザート
「ブランマンジェ」は砕いたアーモンドからアーモンドミルクを抽出して牛乳に香りを付けて作るスイーツの一種です。
現地では今でも根強く愛される洋菓子とされています。
お菓子としてはババロアやパンナコッタと似ています。
また、見方によっては杏仁豆腐にも似ているかもしれません。
ただし、これらは材料や作り方が違うので別物です。
むしろ、本場のフランスでは過去に肉が入れられることもあったため、単なるデザートというよりは料理に近いと言えます。
日本の「ブランマンジェ」は本場のものと違う?
日本の「ブランマンジェ」は本場のものとは少し違います。
日本では牛乳に「砂糖・洋酒・生クリーム・バニラ」などで風味をつけてゼラチンで固めるレシピが主流となっています。
そのため、本場のものとは香り付けの方法が異なるわけです。
その点が本場とは違うと覚えておきましょう。
「ブランマンジェ」の由来
ここからは「ブランマンジェ」の語源についてまとめます。
「ブランマンジェ」誕生秘話
「ブランマンジェ」はヨーロッパで生まれたとされています。
特に7世紀~8世紀には高級料理の1つとして振る舞われたとか。
そのため、もともと「ブランマンジェ」は肉の入った料理だったと考えられています。
それが18世紀に入り、料理人アントワーヌ・カレームがお菓子として考案したそうであす。
「ブランマンジェ」の名前の由来
「ブランマンジェ」という名前は古フランス語で白い食べ物を意味する「blanc manger」から来ています。
「blanc」が白いことを意味するとか。
「manger」が食べ物を意味するようです。
両者を組み合わせたのが「ブランマンジェ」です。
つまり、これは料理はもちろんデザートやスイーツなども含めて「白い食べ物」を表す言葉となります。
白くてプルプルしている他のデザートとの違い
最後に似たようなお菓子との違いについて見てみましょう。
ババロア
「ババロア」はフランスで生まれたお菓子とされます。
カスタードクリームを使用するのが特徴となっています。
ふわっとした甘くて軽い食感が美味しい洋菓子です。
ババロアとの違い
「ババロア」と「ブランマンジェ」の違いは材料にあります。
特に「ババロア」は卵を使用するのが特徴です。
その点が「ブランマンジェ」と違います。
パンナコッタ
「パンナコッタ」はイタリアで生まれたお菓子とされます。
クリームをゼラチンで固めているのが特徴となります。
ぷるぷるつるつるな食感が美味しい洋菓子です。
パンナコッタとの違い
「パンナコッタ」と「ブランマンジェ」の違いは発祥にあります。
中でも「パンナコッタ」はイタリアで生まれたのが特徴です。
そのため、フランス生まれの「ブランマンジェ」とは違います。
また「パンナコッタ」はバニラを使用するのも特徴です。
そこはアーモンドから抽出したミルクを使用する「ブランマンジェ」とは別物となります。
杏仁豆腐
「杏仁豆腐」は中国で生まれたお菓子とされます。
もともとは精進料理の一種として生まれたのが特徴です。
修行に使用されていたため、味付けはシンプルとなっています。
杏仁豆腐との違い
「杏仁豆腐」と「ブランマンジェ」の違いは発祥にあります。
基本的に「杏仁豆腐」は中国で生まれたのが特徴です。
「ブランマンジェ」は前述の通りフランス生まれです。
そもそも「杏仁豆腐」は精進料理だったのが特徴となります。
そのため、食べる目的というのも「ブランマンジェ」とは違ったと言えるのではないでしょうか。
まとめ
「ブランマンジェ」は白くてプルプルしたスイーツです。
日本でもその愛らしい見た目とプルプルとした食感が人気です。
この「ブランマンジェ」はフランス生まれのお菓子とされます。
近年では日本でも見かけるので、ぜひ興味がある方は食べてみてください。