アイスクリームなどに入れられる素材、それがバニラです。
昨今ではフレグランスなどにも使用されるなど、その香りに注目が集まる植物とされています。
今回はそんなバニラについて解説します。
ここではバニラにも花が咲くのか、どのような花言葉があるのかなどについて説明するのでぜひ参考にしてみてください。
「バニラ」とは?
まずはバニラがどのようなものなのか見てみましょう。
「バニラ」の原産
バニラはラン科バニラ属に分類される植物です。
この植物から抽出された香料を意味することが多いです。
その場合はバニラビーンズと呼ばれることも少なくありません。
甘く豊かな香りが特徴でお菓子の香り付けに使用されます。
「バニラ」という名前の由来
名前はスペイン語で小さなサヤを意味する「vainilla」にちなむとか。
これはバニラの果実の姿から来ているそうです。
事実、バニラは花が萎むと結実してサヤができます。
その中に豆が作られるというのが特徴です。
その姿からバニラと呼ばれるようになったとか。
「バニラ」にも花は咲く?
ここからはバニラにも花が咲くのかどうかについてまとめます。
「バニラ」の開花時期と開花期間
結論を先に言うと、バニラも花を咲かせます。
毎年4月~6月頃に開花するとされています。
ただ、1日で萎れてしまうほど短命でもあるのが特徴です。
その花が結実して熟すとバニラビーンズになります。
ただ、バニラビーンズはそのままだと香りがありません。
乾燥させて初めて独特の香りが生まれるのだとか。
その原産は中央アメリカとされています。
大航海時代、中央アメリカで発見されたものがヨーロッパに流通したのだとか。
それによってバニラはまたたく間に世界に広まります。
その後、宮廷料理などで使用されるようになったとか。
「バニラ」の花言葉
バニラの花言葉は「永久不滅」とされています。
これは印象的な香りが長く記憶に残るところから来ています。
バニラの花自体は短命であることで知られています。
しかし、その香りだけは記憶に残るのではないでしょうか。
そういった背反する特徴もバニラの面白いところとなります。
逆に花はすぐに萎んでしまうものの香りは脳裏に焼き付くところから「永久不滅」という花言葉が生まれたわけです。
香料としての「バニラ」
最後に香料としてのバニラについて見ていきましょう。
花からは香りはしない
バニラは香料として使用される植物となっています。
実際に料理だけでなくデザートなとにも入れられます。
しかし、バニラは花から香りがするわけではありません。
その点は注意が必要となってくるでしょう。
香料となるのは種子鞘
前述の通り、バニラは結実後にできる豆から香りが発生します。
その豆を乾燥させることによって芳醇な香りを放つようになるのです。
つまり、あの独特の香りを放っているのはバニラそのものではなくバニラビーンズであると言えるでしょう。
この点は注意が必要となるのではないでしょうか。
まとめ
バニラは誰もが一度は嗅いだことのある匂いを持つ植物です。
ただ、バニラの花があの香りを放っているわけではありません。
花を咲かせた後に実る豆を乾燥させることで、あの独特な香りが発生すると言われています。
つまりはバニラからではなくバニラビーンズから匂いが出ていると言えるのではないでしょうか。
この点に関しては以外にも知らない方もいるので、ぜひ覚えておくと雑学として役立つかもしれません。