イタリア原産のチーズ、それが「マスカルポーネ」となります。
分類としてはフレッシュチーズの一種とされるチーズです。
今回はそんな「マスカルポーネ」について解説します。
併せて「クリームチーズ」との違いについても説明します。
「マスカルポーネ」とは
まずは「マスカルポーネ」がどのようなものか見てみましょう。
「マスカルポーネ」はこんなチーズ
「マスカルポーネ」はイタリア原産のフレッシュチーズです。
分類としてはフレッシュチーズの一種となります。
酸味や塩分が少ないことからリゾットによく使用されます。
その他の料理やお菓子にもよく使用されるチーズです。
なお、ゴルゴンゾーラなど塩分の高いブルーチーズに混ぜることもあるなど、その用途は様々です。
そのため、クラッカーやパンに単体で添えるよりもスモークサーモンや生ハムなどと組み合わせて食べられることが多いとされます。
現地ではフルーツを添えてシナモンをかけて食べることも少なくないとか。
例外として燻製にして食べることもあるなど用途は幅広いのが特徴となります。
最高の賛辞として与えられた名前「マスカルポーネ」
「マスカルポーネ」は称賛の言葉がそのまま名付けられています。
実際に「マスカルポーネ」は「何と素晴らしい」という意味を持つ言葉から来ています。
つまり、何かの名前というよりは褒め言葉から生まれた呼称と言えるでしょう。
マスカルポーネを使った代表的存在「ティラミス」
ここからは「マスカルポーネ」を使用した代表的なお菓子「ティラミス」についてまとめます。
「ティラミス」はこんなデザート
「マスカルポーネ」を使用したお菓子の代表格が「ティラミス」となります。
「ティラミス」とはイタリアで愛されているお菓子の1つです。
これはイタリアでお菓子職人をしていたアド・カンペオルが考案したものとされています。
その誕生は20世紀後半を過ぎた頃とされています。
そのため、比較的新しいお菓子と言えるのではないでしょうか。
作り方はエスプレッソを染み込ませた「ビスコッティ・サヴォイアルディ」に「カスタードソース」と「マスカルポーネチーズ」を合わせたクリームを流し入れるのが定番です。
その工程を2回~3回ほど繰り返して層を作り、冷し固めます。
仕上げにココアパウダーやチョコパウダーを振りかけて完成です。
稀にエスプレッソの豆を挽いた粉を振りかけることもあるなど、左近はオリジナリティのある「ティラミス」もあります。
「ティラミス」の意味
「ティラミス」も特定の名前というより言葉から生まれた呼称を持つのが特徴となっています。
事実「私を引っ張り上げて」「私を元気づけて」という意味を持つ言葉となっています。
そこには食べたら活力が湧いてくるようにという願いが込められているのだとか。
「クリームチーズ」との違い
最後に「クリームチーズ」との違いを見てみましょう。
アメリカ生まれの「クリームチーズ」
「マスカルポーネ」とよく似たものに「クリームチーズ」があります。
しかし「クリームチーズ」はアメリカで生まれたチーズです。
そのため、両者は原産となる国が異なると覚えておきましょう。
「マスカルポーネ」も「クリームチーズ」もフレッシュチーズの一種
「マスカルポーネ」も「クリームチーズ」もフレッシュチーズの一種となります。
そのため、分類は同じチーズと考えても良いかもしれません。
ただし、発祥となる国が変わってくるので注意しましょう。
このように世界には似たようなチーズがいくつかあります。
ただ、その製法などは微妙に違ってくるので、同じものとは考えないのが良いかもしれません。
まとめ
「マスカルポーネ」はイタリアで生まれたチーズの1つです。
現地では王道のチーズとして色々な場面で使用されます。
クセがなく食べやすいチーズなので、チーズが苦手という方でも美味しく食べられるのではないでしょうか。
日本でも見かけるので、気になる方はぜひ食べてみてくださいね!