皆さんは愛犬にお尻を嗅がれたことはありますか。お尻の匂いを嗅がれると居た堪れない気持ちから困惑してしまいますよね。なぜ彼らは人のお尻を嗅ぐのでしょうか。今回は犬が人のお尻を嗅ぐ心理や理由について解説します。
愛犬が自分や他人のお尻を嗅ごうとする様子に困惑…！
皆さんは愛犬になぜかお尻の匂いを嗅がれたことはありませんか。人間には相手のお尻の匂いを嗅ぐ習性がないので、すごく恥ずかしい行為ですし困惑してしまいますよね。
また散歩中など、出会った人に近寄り突然お尻の匂いを嗅ごうとする愛犬を見て、焦った経験を持つ飼い主さんも少なくないでしょう。
犬の嗅覚は非常に優れており、さまざまな情報を得ることができると言われています。しかし、なぜ犬たちは人のお尻を嗅ごうとするのでしょうか。
犬が人のお尻を嗅ぐのはなぜ？5つの心理や理由
人から見ると困惑してしまう犬たちのお尻を嗅ぐ行為は、彼らにとってごく自然な習性の1つです。ここでは、犬が人のお尻を嗅ぐ理由や心理を解説します。
1.挨拶をしている
犬にとって相手のお尻を嗅ぐことは、「こんにちは」「こちらに敵意はありませんよ」という意思表示です。お尻の匂いを嗅ぎ合うことで挨拶しているのです。
犬の場合、初対面で正面から向き合って挨拶してしまうと、「相手を威嚇している」「高圧的な態度で迫っている」と捉えられてしまいます。そのため、お尻の匂いを嗅ぐ行為は、相手に対して友好的な意思を示すサインなのです。
2.相手のことを知ろうとしている
特にお尻はその人独特の匂いが強く発している場所だと言われています。犬たちはお尻の匂いを嗅ぐことで、その人のあらゆる情報を得ることができるのです。
例えば、その人の性別、年齢、自分との相性、自分に対してどのような感情を持っているのか、その日の体調などあらゆる情報が詰まっています。
初対面の相手の場合、お尻の匂いを嗅ぐことで相手のことを詳細まで知る手がかりとなります。挨拶しながら相手のことをもっと知りたいという思いから、お尻の匂いを嗅いでいるのでしょう。
3.もっと仲良くなりたい意思を示している
前述したように犬が人のお尻を嗅ぐ理由は、相手の情報を得るためです。これは、自分の身を守るための手段でもありますが、一方で相手のことをもっとよく知って仲良くなりたいという、友好的な意味合いが強いと考えられています。
人間側から見ると「お尻なんて嗅がないで！」と困惑してしまいがちですが、犬の視点では「仲良くなりましょう」とフレンドリーに接しているつもりなのです。
4.以前会ったことがあるか確認している
久しぶりに再会した際、「なんとなく記憶にあるけれど、以前会ったことがあるかしら」と曖昧に感じる犬は多くいます。このような状況で、相手のお尻の匂いを嗅ぐことで「前に会った人だ！」と確信が持てるのです。
お尻の匂いはその人の個性を表す匂いです。したがって確実に会ったことがあるかどうか、自分との相性は良かったかなどを思い出すことができるのです。
5.普段とは違う異変を感じ取っている
飼い主のお尻を執拗に嗅ぐ場合、普段とは違う匂いを感じ取っている可能性があります。「いつもとは違う匂いがする」と異変を感じ取っているため、モヤモヤとした不安を感じているのでしょう。
自分では気付かぬうちにストレスを溜めていたり、体調不良に陥っていたりすることもあります。愛犬の普段と違う行動により、飼い主の体調の変化やストレスを知るきっかけになる話もよく耳にするので、ゆっくり休息をとることをオススメします。
まとめ
犬が人のお尻を嗅ぐ理由は、「相手と仲良くなりたい」という気持ちから挨拶の意味合いが強いと考えられます。
ただし、普段会っている人のお尻を執拗に嗅ぐ場合は、体調の変化やストレスを感じ取っている可能性があるので、休息を取るなど自身と向き合ってみてはいかがでしょう。
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